競艇のレースを格付けするグレードについて
競艇のレースにはSG、PG、G1、G2、G3、一般戦と5種類のグレードがあり、どのレースにも必ずグレードが設定されています。
競馬や競輪をご存知の方であればG1~G3などは馴染みのあるものだと思いますが、SGやPGは競艇独特のものです。
SGとPGはトップクラスの選手が集まり、開催期間中はイベントやキャンペーンなども多く行われ、非常に盛り上がりを見せます。
このページでは競艇のグレード制とその違いや特徴などを説明します。
G1>G2>G3
という格付け順になります。
このあたりは公営ギャンブルを知らない人でもなんとなく知っているのではないでしょうか。
レースのグレードとその違いについて
冒頭でも触れたように競艇には5つのグレードがあります。
最も大きな違いは優勝賞金の金額です。
最高グレードのSGでは1,700万以上となっており、年末に行われるグランプリの優勝賞金は1億円と破格の金額になっています。
以下はグレード別の開催数と優勝賞金をまとめた表です。
グレード | 年間開催数 | 優勝賞金 |
---|---|---|
SG | 9回 | 1,700万円以上 |
PG | 5回 | 1,000万円前後 |
G1 | 30回前後 | 480万円以上 |
G2 | 8回前後 | 450万円以上 |
G3 | 50回前後 | 105万円以上 |
一般戦 | 毎日開催 | 74万円以上 |
基本的にはグレードが高いほど、優勝賞金も高くなり出場する選手もA1級の比率が高くなります。
年末年始やお盆など帰省のタイミングなどは一般戦であっても地元のトップレーサーが出走することがあります。
また、選手のランクに関係なくフライング明けの選手の1戦目も一般戦となっています。
SG(スペシャルグレード)レースについて
SGは最高峰のレースとされており、年に9回しか開催されていません。
一握りのトップレーサーが多く集まるため、ハイレベルな戦いを見ることができます。
それぞれのレースの詳細に関してはこちらからご確認ください。
これらSGの中でもボートレースオールスター、ボートレースメモリアル、ボートレースダービー、グランプリ、ボートレースクラシックはGRANDE5(グランデファイブ)と呼ばれています。
そして、この5つのレースで優勝(グランドスラム)を果たした選手には3億円相当の金(インゴット)を贈呈すると2014年に公式から発表されました。
※この発表がされる前であれば過去3人の選手がグランドスラムを果たしていますが、2014年の発表後からが対象となっています。
発表後から2020年2月現在では3つ以上のレースで優勝している選手はいませんが、いつか5つ目の優勝と3億円をかけたレースを見ることができるかもしれません。
PG(プレミアムG1)レースについて
PGは1年を通して5回しか開催されず、ベテラン選手、女性選手、若手選手の頂点を決めるなどコンセプトがハッキリしたものが多いです。
大晦日に優勝戦が行われるものもあり、1年を締めるレースとして注目されています。
PGレースの詳細に関してはこちらからご確認ください。
G1レースについて
G1レースは主に競艇場の周年を記念して行われる周年記念と関東、東海、近畿、四国、中国、九州地区と支部別に行われる地区選手権競走の2つがあります。
SGと比べると賞金などは少なくなっていますが、参加選手の大半はA1級のトップクラスの選手のため、優勝戦やドリーム戦は見応えも十分です。
G2レースについて
G2に該当するレースは以下の5つしかありませんが、優勝するとSGボートレースクラシックの優先出場資格を得ることができます。
・レディースオールスター競走
・モーターボート誕生祭競走
・モーターボート大賞競走
・全国ボートレース甲子園
・秩父宮妃記念杯競走
G3レースについて
G3には企業や商品名、サービス名を関した企業杯競争やPGの優先出場資格を得られるレースなどが行われています。
具体的にはウエスタンヤングやイースタンヤングの優勝者はヤングダービー、マスターリーグの優勝者はマスターズチャンピオンの優先出場資格を得ることができます。
一般戦について
一般戦はSG、G1、G2、G3に該当しないレースで、毎日開催されています。
その中には競艇場独自の企画(目玉)レースなどもあり、お客さんを楽しませるための工夫が行われています。
競艇場で行われているレースの多くはこの一般戦となります。