競艇用語解説


競艇初心者にとって、とっつきにくいと思われるのが専門用語かもしれません。聞き慣れない用語も多いと思いますが、用語を理解することでより競艇を楽しめることは間違いありません。

当サイトでは競艇をより楽しむために、わからない用語をすぐに探せるように競艇用語集を作成しました。

下記の目次からそれぞれの行の先頭に移動することができます。

あ行

アウト あうと 外側のコースのことを差します。厳密には5、6コース。
アウトかまし あうとかまし 5、6(アウト)コースの選手が一気に仕掛けることを指す。
赤ランプ あからんぷ フライングや出遅れなどがあった、可能性がある際に点灯します。
あし モーターやペラを含めてボートの加速状態のことを指す。
アジャスト あじゃすと 握っていたレバーを離し、スタートやコーナー時に減速することを指す。放すとも言われる。
アタマ あたま 1着になること。他に「1アタマにする」=舟券を1号艇から買う といった意味でも使われる。
斡旋 あっせん 各競艇場に選手を配分しレースを行わせること。
当てマイ あてまい ターンテクニックの1つ。外側を回っている選手に対し、内側の選手が挺を当てながら抜くテクニック。しかし現在では危険行為とされることが多い。
荒れ水面 あれすいめん 強い雨や風、潮などの影響により競争水面に普段よりも高い波が起こっている状態。
荒れる あれる 水面が普段よりも悪い状態のことを指す。またレースの結果がオッズの高い高配当となった際にも使われる。
合わせスタート あわせすたーと 隣の選手に合わせてスタートを行うことを指す。スタートが苦手、自信がない選手が行う。
安定板 あんていばん 荒れ水面時にボートを安定させるために付けられるプレート。
イースタンヤング いーすたんやんぐ 桐生から住之江に所属しており、30歳未満、勝率上位の選手によって行われるG3レース。
行き足 いきあし スタートから最初のターンまでにかかっている加速状態を指す。「行き足が伸びている」などと使われる。
1マーク いちまーく 第一ターンマークの略称。最初にターンを行う場所であり勝負を大きく左右する部分でもある。
1点買い いってんがい 1レースにつき1点の舟券しか購入しないことを指す。対義語として多点買いがあります。
一般席 いっぱんせき 一般的には競艇場内の無料席を指す。
一般戦 いっぱんせん SG~G3の格付けがされていないレース。開催される頻度は最も高い。
いなす いなす エンジンの状態を更に悪くしてしまうことを指す。
イン いん 内側のコースのことを差します。厳密には1、2コース。
インターネット投票 いんたーねっととうひょう 競艇においてはオンライン経由で舟券を購入することを指す。
イン逃げ いんにげ 1、2コースの挺が1マーク目から先行し、そのまま1位と逃げ切ること。
ヴィーナスシリーズ ゔぃーなすしりーず 女性レーサーのみが参加可能な一般戦。
ウエスタンヤング うえすたんやんぐ 尼崎から大村に所属しており、30歳未満、勝率上位の選手によって行われるG3レース。
うねり うねり 波同士がぶつかったりすることで起こる。ターンマーク付近にうねりがある際はターンの難易度が跳ね上がる。
エースモーター えーすもーたー 2連対率が40%を越えるモーターのことを指す。超抜モーターと呼ばれることもある。
A2級 えーつうきゅう 競艇選手のランクを指す。A2は4ランクの中で2番目に位置するランク。
A1級 えーわんきゅう 競艇選手のランクを指す。A2は4ランクの中で1番上に位置するランク。
SG えすじー スペシャルグレードの略で年間に8回だけ行われる競艇最高峰レース。
横断幕 おうだんまく 各競艇場ごとに規格が決まっており選手を鼓舞することを目的としている。垂幕とも呼ばれる。
オーシャンカップ おーしゃんかっぷ 海の日を記念したレース。グレードはSGとレベルの高いレースが行われている。
大時計 おおどけい スタートのタイミングを選手に伝えるための時計。大きさは3メートル以上あり正式名称は発走信号用時計。
起こす おこす 待機行動後にスタートのための助走を行うこと。
オッズ おっず 払い戻しの倍率を指す。締切のギリギリまで変わることも多い。オッズは10.0の場合は10倍となり掛け金が100円であれば1,000円の払い戻しが行われる。
落とす おとす スピードを落とすこと。スロットルレバーを放すことから放すと言われる。
オモテウラ おもてうら 舟券の購入方式。1着と2着、2着と1着の組み合わせの舟券を購入すること。
オレンジブイ おれんじぶい 小回りの防止を目的としているため、小回り防止ブイとも呼ばれている。名前の通りオレンジ色で丸型のブイ。

か行

かかり かかり かかりが良い=小さく鋭いターンができる かかりが悪い=ターンが大きく外に流れてしまう
確定 かくてい レースの結果や払戻金が決まること。
拡連複 かくれんぷく 舟券の購入方式。1~3着に入る2挺を選ぶ。的中率は高いが配当は小さい。
カド かど ダッシュスタートを行う挺の中で一番内側にいる挺のことを指す。
カベ かべ 外側の挺が内側の挺を壁のように抑える状態のことを指す。
記念レース きねんれーす G1以上の競争のことを指す。現在では年間50回ほど行われている。
決まり手 きまりて 相撲などと同じように勝負を決めた一手のことを指す。
キャビる きゃびる 水中の気泡によりプロペラが空回りになりボートが減速してしまう状態のことを指す。
キャブレタ きゃぶれた モーターの一部でスピードにも直結する部分。調整次第で化けることも。
級別 きゅうべつ 全てのレーサーに割り振られている全4段階のランクのことを指す。
級別審査 きゅうべつしんさ 成績や事故点などから選手のランクを決めるための審査。年に2回行われている。
救命胴衣 きゅうめいどうい 競艇選手が身につけるものは特別性で浮力だけでなく、胴体や肩を衝撃から守る作りとなっている。
競走水面 きょうそうすいめん レースが行われる水面。競艇場によって違いがある。
切り返し きりかえし ターンテクニックの1つ。内側から外側へ、または外側から内側へ進路を変え前の挺を抜くテクニック。
空中線標識 くうちゅうせんひょうしき スタートラインから第2ターンマークにかけて空中に貼られている線。
グランドチャンピオン ぐらんどちゃんぴおん SGレースの1つ。過去のSGレースの優勝者などを中心に構成されている。
グランプリ ぐらんぷり SGレースの1つ。国内のトップレーサーが集まり、その年のNo1を決めるレースといっても過言ではない。
G3 ぐれーどすりー レースのランクを示す。5つのグレードの中では4番目。
グレード制 ぐれーどせい レースのランクを示す。全部で5つのランクがある。
G2 ぐれーどつー レースのランクを示す。5つのグレードの中では3番目。
G1 ぐれーどわん レースのランクを示す。5つのグレードの中では2番目。
欠場 けつじょう 事故やスタート事故などにより以降のレースの出場が取り消されること。
減音型モーター げんおんがたもーたー 周辺の建物や人へ配慮した音の小さなモーター。現在、競艇で使用されているモーターは全て減音型です。
航跡 こうせき 挺が走ったあとに現れる白い波のこと指す。この波を受けてしますと後続は不利になります。
高配当 こうはいとう 明確な基準はありませんが配当金が高くなったときに使われる。
コース こーす 全ての競艇場では1周600メートルとなっている。
コース取り こーすどり 出走予定の全6艇がそれぞれのコースを狙い動くこと。枠なり進入となることが大半である。
コース別勝率 こーすべつしょうりつ 1~6コースまでの勝率。勝率は順位と出走回数から算出される。
甲板 こーはん 競艇の世界ではこーはんと読む。ボートの全面にある部分のことを指す。
ゴール ごーる コースを3周した後にスタートラインへ到達すること。最も早く到着した挺が1番となる。
小回り防止ブイ こまわりぼうしぶい オレンジブイの項目を参照()
今節 こんせつ 通常4~6日間(最大7日間)のレースが行われている期間を指す。

さ行

サイド さいど ターンテクニックの1つ。ターンを行う際に右側に体重をかけて水の抵抗を利用すること。
先マイ さきまい 第一マークで最も早くターンを決めること。
差し さし 決まり手の1つ。内側から鋭くターンを決め外側を回っている挺を抜く。高度なテクニックとモーターのパワーが必要。
さばき さばき ターンの際に行われる駆け引き自体のことを指す。ターン時に自分は抜く、相手には抜かせないテクニックを持つ選手は「さばきが上手い」と称される。
3拍子 さんびょうし モーターの「出足」「伸び足」「回り」3つの足が揃っている状態のことを指す。
3連対率 さんれんたいりつ 3着以内に入賞する確率のことを指す。高いほど良いとされています。
3連単 さんれんたん 1着、2着、3着の順番を当てること。勝利確率は120分の1と競艇ではもっとも当てることが難しく、高配当にも期待できる。
3連複 さんれんぷく 1着、2着、3着の挺を順不同で当てること。勝利確率は20分の1と比較的難しく、配当も高い。
事故率 じこりつ フライングや出遅れ、妨害失格などにより事故点が加算され、その合計点数と出走回数を割った数字が事故率となる。低いほど良い。
自粛欠場 じしゅくけつじょう フライングや出遅れなどスタート事故を起こした選手が一定期間レースに出ないことを指す。
自主訓練 じしゅくんれん 選手(レーサー)が休みの日や早朝など競技水面を使える日時に自主的に練習を行うことを指す。
失格 しっかく スタート以降に危険運転や転覆、周回ミスなどにより欠場になることを指す。スタート事故と異なり舟券の返還は行われない。
写真判定 しゃしんはんてい ゴール時の着順が際どい時に使われます。写真判定の際は確定前に写真判定と電光掲示板に表示されます。
周年記念 しゅうかいきねん 競艇場の開設記念を祝して行われるレースのことを指す。レースの名称は競艇場によって異なる。
周回展示 しゅうかいてんじ 本レース前に競技水面を2周することを指す。ターンをキレイに回れているか、モーターの回り足、展示タイムなどを主にチェックする。
出走表 しゅっそうひょう レーサーの情報や過去の成績などを確認できる。web上でも確認することでき、競艇場では紙媒体のものが配布されている。
出走前検査 しゅっそうまえけんさ 発送の2時間前に選手(レーサー)が受ける検査のことを指す。
準優勝戦 じゅんゆうしょうせん 予選の成績上位18人が決勝をかけて走るレースのことを指す。3レース行われそれぞれの上位2名が決勝へと進むことができる。
賞金王 しょうきんおう その年、最も賞金を稼いだ選手に送られる称号のことを指す。
勝率 しょうりつ レースの結果と出走回数をもとに計算された数字、レーサーのランクを決める際の基準にもなっている。
所属支部 しょぞくしぶ レーサーが所属している地域のことを指す。全てのレーサーはどこかの支部に属している。
進入 しんにゅう ピットを離れ自分の取りたいコースに向かうことを指す。
進入コース しんにゅうこーす 進入後に決まるスタートコースのことを指す。
進入固定競走 しんにゅうこていきょうそう 1号艇から順番に1コースに入ることを決められているレースのことを指す。
進入隊形 しんにゅうたいけい スタートの位置や方法を数字で表示している。一般的には「3:3」ですが場合によっては「2:4」や「4:2」となることも。
審判員 しんぱんいん スタートの判定、失格や妨害失格などの判定、ゴールの判定を行う。
審判室 しんぱんしつ スタートの判定、失格や妨害失格などの判定、ゴールの判定を行う審判室のこと。
水上標識 すいじょうひょうしき 競艇を行う上での水上に立っている標識のこと。スタート用の補助標識と、航走指示灯火標識のこと。
スイチ すいち 舟券で1点勝負のこと。
水没 すいぼつ ボートに水が浸入し、沈んでしまうこと。
スター候補レーサー すたーこうほれーさー 「スター選手育成制度」に選ばれた競艇選手のこと。
スタート すたーと 競艇の場合は停止した状態からのスタートではなく、フライングスタート方式を採用。
スタート事故 すたーとじこ フライング(F)や、出遅れ(L)のこと。
スタートタイミング すたーとたいみんぐ STともいう。0秒を基準とし、0秒との誤差を100分の1秒単位で表した数値。トップ競艇選手の平均スタートタイミングは0.15程度とされている。
スタート展示 すたーとてんじ 次のレースに出場する競艇選手が本番のレースを想定したコース取りとスタートを行うこと。
スタートライン すたーとらいん センターポールの中心線と、大時計の文字盤の右端を競争水面上に見通した線のこと。
ズボン ずぼん 競艇選手のユニフォームの下に履く、耐切創生を高めた繊維で作られたズボン。モーターのプロペラから脚、腰部を保護するためのもの。
スリット すりっと 競艇の場合、スタートタイミングを測定するために撮影された写真に、一定の間隔で引かれたラインのこと。
スロースタート すろーすたーと 待機行動時にボートを引っ張って助走距離を大きくとらず、助走距離が短くするスタート方法のこと。場合によっては全艇が行うこともある。
スロットルレバー すろっとるればー 車でいうところのアクセル。モーターの出力を上げたり下げたりするのに使用する。
成績 せいせき 競艇の場合は、前日までの競艇選手の着順となる。レーサー成績ともいう。
責任・責任外 せきにん・せきにんがい スタートの出遅れやレース中に失格になった場合などに競艇選手の責任か、責任外かを審判が判定する。
施行者 せこうしゃ 全国24競技場で競艇を主催している地方自治体。
せつ レースの開催期間のこと。予選+準優勝戦+優勝戦を含んだ初日から最終戦までの期間のこと。
節一 せついち モーターが開催レースにおいて、一番仕上がっていると考えられる場合の表現。
旋回 せんかい 第1ターンマーク、第2ターンマークでターンすること。
旋回初動 せんかいしょどう 旋回動作を始めること。旋回初動地点に最初に到達して旋回初動に入ることが重要となる。
旋回半径 せんかいはんけい ターンマークを旋回するときのカーブを描く大きさ。インコースは小さく、外コースは大きく回ることが多い。
前検 ぜんけん レース開催日の前日に競艇場内で健康診断、モーター抽選、試運転、スタート練習などを行うこと。前検不合格の場合には帰郷となる。
前検日 ぜんけんび 前日検査をする日のこと。前日検査の日から最終日まで競艇選手はレース場近くの宿舎で宿泊する。
全国ボートレース甲子園 ぜんこくぼーとれーすこうしえん G2レース。B1級以上の選手うぃ出身地別に分け、各都道府県ごとに上位5名の中から1名を代表として選出。また施行者推薦枠として開催場に推薦された選手が出場する。
全速ターン ぜんそくたーん 旋回の際に左手のスロットルレバーを握って加速したまま旋回する技術。
センター せんたー インコース、アウトコースに対して中央のコースのこと。3~4コース。
センターポール せんたーぽーる 競艇のスタートライン上の水面にそびえるポール。
外まわり そとまわり モーターの部品の中のプロペラ、ギアケース、キャブレターのこと。
外まわり整備 そとまわりせいび モーターの中でも、プロペラ、ギア、キャブレターの整備のこと。

た行

ターンテクニック たーんてくにっく ボートをターンさせるテクニックのこと。スピードを落とさず展開を読んで有利なところへ艇を向けるかがポイント。
ターンマーク たーんまーく ボートを旋回させる地点にあるトンガリ帽子のようなブイのこと。
第1ターンマーク だいいちたーんまーく スタート地点からホームストレッチを通過した先にあるターンマークのこと。
第1副審判室 だいいちふくしんぱんしつ 審判委員長のいる審判室から見えにくい部分を補佐する、水面のすぐ外で第1ターンマーク側にある審判室のこと。
待機行動 たいきこうどう コース取りも含む、ピットを離れてからスタートするまでのこと。
体重 たいじゅう 競艇の場合、同じ性能のモーター、同じ規格のボートで競争すれば、競艇選手の体重は軽い方が有利に。ただ、荒れ水面の場合は体重の重い方が安定性があり弱冠有利になる。なお競艇選手には体重規定があり、男子は51キロ、女子は47キロ。
第2副審判室 だいにしんぱんしつ 水面のすぐ外側で第2ターンマーク側にある審判室。
第2ターンマーク だいにたーんまーく 第1ターンマークを旋回してバックストレッチを通過した先にあるターンマークのこと。
ダイヤモンドカップ だいやもんどかっぷ G1レース。ボートレース場の施設リニューアルを記念して行われる。
ダッシュスタート だっしゅすたーと アウトコースの3艇が助走距離を200メートル前後取り、その位置からスタートすること。
単勝 たんしょう 1着の艇だけを当てる予想の方法。的中率は6分の1。
淡水 たんすい 塩分濃度の低い水の包括的呼称。競艇の場合は湖の一角や専用プールを設けた競艇場のこと。海水よりも硬い。
ダンプ だんぷ 自身のボートと先を走るボートとの間に距離があるにもかかわらず、そのまま突っ込み、相手の艇に自分の艇の胴体側面をぶつけることによって、反動で前に出て旋回すると同時に、艇をぶつけた相手のスピードを奪うテクニックのこと。ただし、ぶつけた相手を落水、転覆させた場合、妨害失格になる可能性がある。
地区選手権 ちくせんしゅけん G1レース。関東、東海、近畿、四国、中国、九州の6地区で行われる地区別チャンピオン決定戦。
着順 ちゃくじゅん 1レースで所定の時間内にゴールした順番のこと。競争で欠場、失格の場合はそこに含まれない。
着順確定 ちゃくじゅんかくてい 1レースで6艇全てがゴールインした後、審判委員長の判定により着順が確定すること。
着順点 ちゃくじゅんてん 一般戦の1レースの着順結果ごとに振り分けられるポイント。1着が10点、2着が8点、以下6、4、2、1点となる。SGレースは各2点増し。各優勝選は更に1~3点、4~6着が2点増し。着順点の合計/出走回数がレーサーの勝率となる。
チャレンジカップ ちゃれんじかっぷ SGレースの一つ。1/1~10/31までの獲得賞金上位者から選出のレーサーが出場。
超抜 ちょうばつ モーターの調整が最高に良くなった状態のこと。「抜群」を超えている状態。
直前情報 ちょくぜんじょうほう 各競艇選手のレース直前のデータのこと。展示航走でのタイムや各競艇選手の体重などが掲載。また、モーターの部品交換を行った際には交換箇所が表示される。
チルト ちると チルトアジャスターのこと。ボートにモーターを取り付ける角度をチルトと呼ぶ。取り付け角度が小さいほど出足が強く、逆に角度が大きいほど伸びが良くなるとされている。
通算成績 つうさんせいせき 各競艇選手がデビュー時から積み上げた成績。
ツケマイ つけまい 「まくり」の一種で、旋回している内側の艇のすぐ外側をなぞる様に旋回して、内側の艇よりも前に出る戦法。
出足 であし 低速からの加速が良い状態のこと「出足が良い」と言う。
出足型 であしがた 出足に重点を置いて整備したモーター。イン志向の競艇選手が好む。
艇旗 ていき ボートの選手についている小さい旗の正式名称。観客が視認しやすいように、各艇の色に合わせられている。
定時定点 ていじていてん 競艇選手がスタートタイミングを合わせる際に用いる考え方や方法のこと。助走時に一定の時間にどの地点をどの速度で通過すればスタートタイミングが合うかを競艇選手は経験から得ている。
艇番 ていばん 艇に割り振られた番号。待機行動時にはスタートコースの奪い合いの攻防があり、艇番がすなわちスタートコースの順番にはならない。
出遅れ でおくれ スタートラインを1秒過ぎて通過してしまうこと。出走表には(L)と表示される。「出遅れ」もまたフライングと同様にその艇の舟券は全額返還される。
テレドーム てれどーむ 各競艇場の成績や払戻金などの情報を電話で伝えるサービス。
テレボート てれぼーと 電話やインターネットから舟券を購入できるサービスの総称。
展開 てんかい 競艇の場合、スタートから1周目第1ターンマークの攻防までのことを指す。
電気系統 でんきけいとう モーターの部品の一つ。プラグを点火させる際に火花を起こすパーツ。
展示航走 てんじそうこう 本番レースの直前に出走する競艇選手が予想の参考のためにボートやモーターの調子を観客に見せること。コース取りやスタートの練習をし、全速力でコースを2周する。
展示タイム てんじたいむ 周回展示2周目のバック側の直線150メートルのタイム。タイムが速ければ直線での伸びが良いということになる。
転覆 てんぷく ボートがひっくり返ってしまうこと。
電話投票 でんわとうひょう 現在はスマートフォンや携帯電話、パソコンから舟券の購入ができるサービスのこと。かつては、電話にてプッシュホン操作による投票サービス。
当地勝率 とうちしょうりつ 当該競艇場での競艇選手の成績。出走表に掲載されている。
同着 どうちゃく 2艇以上の艇が同じタイミングでゴールすること。
道中 どうちゅう スタートからゴールするまでの航走間のこと。
投票 とうひょう 舟券を購入することの公式名称。
登録番号 とうろくばんごう 競艇選手登録順に割り当てられた4桁の番号。4桁の数字が大きいほどレーサー歴が短い。
得意コース とくいこーす 各競艇選手が得意としているスタートコースのこと。出走表にも記載されており、「内」ならイン、「内中」ならインからセンター、「外」はアウト、「全」は全てのコースOKとなる。
ドリーム戦 どりーむせん SG、PG1、G1レースなどの初日のメインレースのこと。出走メンバーはSG、PG1の場合は規定に従い、G1の場合は出場選手の中から記者や施行者によって決定される。

な行

ナイター ないたー ナイターレースと同義。
ナイターレース ないたーれーす 開催時間が14時半~21時前までのレースのこと。桐生、蒲郡、住之江、丸亀、下関、若松、大村の7つ競艇場で開催。
ながし ながし 1つの艇を軸にして、手広く購入する方法。「ながし」で購入用のシートも存在。例えば1着を1号艇にして以下を「ながし」で購入すると、1-2、1-3、1-4、1-5、1-6という予想になる。
鳴く なく スタート時にキャビテーションを起こしてしまい、思ったような加速ができなかった状態のこと。空吹かしにより高いエンジン音が出ることから「鳴く」と呼ばれている。
握る にぎる スロットルレバーを握ること。また、ターンマークを全速で旋回する場合に用語としては使用される。
逃げ にげ インコース(1コース)の艇が1周第1ターンマークで先手を取って最初にターンし、そのまま他を振り切る戦法、および決まり手。
日本レジャーチャンネル(JLC) にほんれじゃーちゃんねる 競艇のライブ中継・映像の放送・企画・制作・情報発信を行っている放送局。
入場料 にゅうじょうりょう 競艇場に入場する際の料金。基本的には100円。競艇場によって異なる場合もある。
2連対率 にれんたいりつ 2連率のこと。2着以内に入着する確率。出走表には競艇選手、モーター、ボート各々に2連対率のデータが掲載されている。
2連単 にれんたん 2連勝単式のこと。1着、2着の組み合わせを当てる。例えば、2連単で1-2を買った場合は、1着1号艇、2着2号艇とならなければならない。
2連複 にれんぷく 2連勝複式のこと。1着、2着の組み合わせを当てる。例えば、2連複で1-3を買った場合は、1-3、3-1でも的中となる。
抜き ぬき 競艇の決まり手の一つ。1周目の第2ターンマーク以降に前の艇を抜いて1位に入着すること。
燃料タンク ねんりょうたんく 満タンで約2.3リットル入る燃料タンクのこと。
伸び のび ストレートで速いこと。「伸びが良い」など。
伸び足 のびあし 伸びの良い悪いを伝える場合に競艇選手が使う言葉。
伸び型 のびがた ストレートの伸びに重点を置いて整備されたモーターのこと。

は行

排気音 はいきおん モーターが排気を出す時の音。減音型と標準型の2つのタイプのモーターがあったが、現在は騒音への配慮により減音型モーターのみとなっている。
配当金 はいとうきん オッズに準じて的中した舟券に払い戻しされる金額。100円で購入した場合の金額で表示される。
ハイドロプレーン はいどろぷれーん ボートのタイプの一種。船底が平で、水面を滑走して航走。現在のレースで使用されているボート。
バックストレッチ ばっくすとれっち 競争水面の中で第1、第2ターンマークを軸にして正面スタンド反対の側のストレートのこと。
発走信号用時計 はっそうしんごうようとけい 大時計の別称
バトルトーナメント ばとるとーなめんと 3日間の短期決戦で争われるトーナメント形式の競争。グレードは一般競争ながら、SGやG1レースで活躍する選手が数多く出場。優勝者にはBBCトーナメントへの出場権が与えられる。
ハネる はねる エンジンの取り付け位置を通常よりも高くすること。これによりボートと水面の接触面が少なくなり、ストレートの伸びはよくなるとされている。反面、出足が悪くなるデメリットもある。
早見 はやみ 1日2回出る競艇選手の前回、また次回のレース番号のこと。出走表に記載されているデータの一つ。
払戻金 はらいもどしきん 勝舟投票券の的中者に対して支払われる金。返還金を除いた売上金額の100分の75(正式には100分の75以上で施行者の定める率)が的中者に按分して払戻される。払戻金の有効期限は60日間。
馬力 ばりき モーターが発生させる動力。ストレートでの「伸び」は馬力が大きく影響する。
番組 ばんぐみ 競艇の場合の「番組」は、各レースでの出場選手の組み合わせのこと。
ハンドル はんどる モーターボートの進む方向を変える部位。競艇選手は右手でハンドル、左手でスロットルレバーを操作する。競艇のボートは舵ではなく、モーター本体(プロペラの向きを変えて)を動かして進路を変える。
B2級 びーつーきゅう A1、A2、B1以外の競艇選手のクラスのこと。技量の高くない新人選手や怪我等で出走回数が少ない選手がこのクラスにいる。
B1級 びーわんきゅう 全競艇選手のうちA級を除いた上位50%までのクラスのこと。最も人数の多いクラスで、上位選手と下位選手では実力に開きがある。
引き波 ひきなみ ボートが走った後に残る波のこと。ここに艇がはまると操縦しにくくなり減速する。
ピストン ぴすとん モーター中のシリンダーの中を高速で往復運動する部品。
ピストンリング ぴすとんりんぐ モーターの部品の一つ。
ピット ぴっと 競艇の場合のピットは水面上で艇を係留させておく場所。レースに出走する艇はピットで待機し、出走の合図で発進する。
ピットアウト ぴっとあうと ピットに待機しているボートが出走の合図で発進する時のこと。
ピット離れ ぴっとばなれ ピットに待機しているボートが出走の合図で発進すること。素早く発進できた場合は「ピット離れが良い」、逆の場合は「ピット離れが悪い」となる。
100m標識ポール ひゃくめーとるひょうしきぽーる センターポールから第2ターンマーク方向に向かって100メートルの位置に立つ標識ポール。スタートのタイミングを測るには大時計の針が0秒を指す5秒前に100メートル標識ポールを通過するのが目安となる。
標準機 ひょうじゅんき 標準型モーターのこと。なお、現在では使用されていない。
ピンロク ぴんろく 1着か6着かいう両極端なタイプの競艇選手。2着、3着になることが少ない。
フィン ふぃん 船舶の場合は水兵舵のこと。直進時の方向性を保ち、旋回時には極端な横流れを防止する。
プール ぷーる 海や川に面していない淡水型の競艇場のこと。
深イン ふかいん 1コースをとった艇が他の艇よりも早めにコース取りをした為に、助走距離が短くなること。深インになればなるほど助走距離が短くなり不利とされる。
複勝 ふくしょう 複勝式のこと。1着か2着に入る艇を当てる。例えば複勝式で3番艇に投票した場合、3番艇が2位までに入れば、1位と2位の組み合わせに関係なく的中となる。
複勝率 ふくしょうりつ 2連対率ともいう。競艇選手が1着、2着でゴールした回数を出走回数で割、%で表したもの。数字が高い方が1、2着で入った割合が多い。
舟券 ふなけん 舟券投票券のこと。
部品交換 ぶひんこうかん モーターの部品交換をすること。モーターの整備が思うようにならない時に、部品を変更して艇のパワーアップを図る。競艇選手が部品交換を行った場合には出走表に掲載され、展示走行の際にアナウンスされる。
フライング ふらいんぐ 競艇の場合のフライングは、スタートのタイミングになる前に選手がスタートラインを通過してしまうこと。出走表では「F」という表示になっている。
プラグ ぷらぐ モーターの一部品で、点火プラグのこと。競艇選手持ちの部品で、消耗品。純正のものを各競艇選手は購入している。
振り込む ふりこむ ターンの時にハンドルを戻すタイミングと、レバーを握るタイミングがずれたことにより、艇が回り込んでしまって、停止したり、転覆すること。
プロペラ ぷろぺら モーターに取り付けられる2枚の羽根のこと。抽選によってモーターに備え付けられる形で各競艇選手に提供される。ヤマト製のもので、調整によってモーターの調子が左右されるため、競艇選手にとっては重要な調整ポイントになる。
プロペラゲージ ぷろぺらげーじ プロペラの加工や修整を行った時に、翼面の仕上がりをチェックする誤差確認用の測定機器。
ペアボート ぺあぼーと 2人乗り用、ハイドロプレーン型ボートのこと。ボートレーサー養成所の入所試験で使用。また、各競艇場のファンサービスの試乗会で乗ることもできる。
平均スタートタイミング へいきんすたーとたいみんぐ 平均STともいう。スタートタイミングの平均値のこと。数値が低いほどスタートタイミングが速い。0.17以内なら優秀。SGレース常連のトップレーサーには0.15を切るレーサーも多い。
並行 へいこう 複数のボートが舳先をそろえて直線で競り合うこと。ラップともいう。
ペラ ぺら モーターに取り付けられているプロペラの略称。
ペラ室 ぺらしつ 競艇場のピット内にあるプロペラを整備する部屋のこと。
ヘルメット へるめっと 落水、接触時の衝撃から競艇選手の頭や顔を守るために着用するのがヘルメット。現在はボートレース用として開発されたフルフェイスタイプを使用。
返還 へんかん 競艇ではスタート時にフライングや出遅れで欠場となった場合、その舟券を購入した購入者には、レース確定の発表を待って、払戻し窓口へ行けば金額を返還してくれる。なお、スタート後の転覆、落水、エンストなどでは返還はない。
返還欠場 へんかんけつじょう フライングや出遅れの判定をされた競艇選手がすぐににレースをやめて欠場になること。なお、フライング、出遅れをした艇に関する舟券は全額返還される。
ベンチレーション べんちれーしょん プロペラが、水面より上の空気を吸いこむこと。すると空転するので、減速の原因になる。エアードローイングともいう。
放る ほうる 握っていたスロットルレバーを放して減速すること。スタート事故などのアクシデントを回避するために行われる。
ボート ぼーと 全長289.5センチ、全幅133.6センチ、重量は75キロの木製。全レース場で同一のものが使用されている。表面のデザインは、各レース場で異なり、レースによっては特製デザインも存在する。
ボートピア ぽーとぴあ 場外舟券発売場かつ椅子席、場内掲示設備、モニター、食堂、トイレ、有料席もある競艇観戦施設。繁華街および郊外に建てられている。現在は、ボートレースチケットショップに呼称を統一。
ボートレーサー養成所 ぼーとれーさーようせいじょ 福岡県柳川市大和町にある日本唯一のボートレーサー養成所。厳しい応募条件により合格率が3、40倍とされる難関校。卒業すると晴れてボートレーサーになれるが、規則正しい生活とスパルタ教育により脱落する訓練生も多いという。
ボートレースオールスター ぼーとれーすおーるすたー SGレースの一つ。前年度優勝者、前年度グランプリ優勝戦出場者、その年のボートレースクラシックの優勝者、A1級のレーサーを対象としたファン投票、選考委員会選出のレーサーが出場する。
ボートレースクラシック ぼーとれーすくらっしく SGレースの一つ。前年度優勝者、前年度グランプリ優勝戦出場者、前年度のSG、PG1、G1、G2の優勝者、優勝回数上位のレーサーが出場する。
ボートレース場 ぼーとれーすじょう 競艇場と同義。
ボートレースダービー ぼーとれーすだーびー SGレースの一つで、最も権威あるレースと意識するレーサーも多数。前年度優勝者、前年度グランプリ優勝戦出場者、その年のボートレースメモリアルの優勝者と勝率上位のレーサーが出場する。
ボートレースチケットショップ ぼーとれーすちけっとしょっぷ 競艇場以外で舟券が買える場外舟券発売場のこと。全国に約70箇所存在。
ボートレースバトルチャンピオントーナメント ぼーとれーすばとるちゃんぴおんとーなめんと BBCトーナメント。PG1レースの一つ。前年度優勝者、当該年1月から11月までのSGレース、PG1レース及びバトルトーナメントの優勝者に優先出場権が与えられる。更に、当該年1月から10月までのSGレース及びPG1レースのあっせん決定時における選出基準に基づく選出上位15名の中から、過去9か月の勝率上位者が出場する。
ボートレースメモリアル ぼーとれーすめもりある SGレースの一つ。前年度優勝者、前年度グランプリ優勝戦出場者、その年のオーシャンカップ優勝者、開催場以外の23場からの推薦レーサー、開催施行者の希望したレーサーが出場。
ホームストレッチ ほーむすとれっち 競争水面の中で第1、第2ターンマークを軸にして正面スタンド寄りの側のストレートのこと。
ボックス ぼっくす ボックス買いのこと。選んだ複数のレーサーの組み合わせを全て買う買い方。
本体整備 ほんたいせいび モーターの部品で、シリンダーケース、ピストン、ピストンリング、クランクシャフトを整備すること。

ま行

マークカード マークカード 舟券購入の際に、金額、勝式、レース番号といった必要情報を記入するカードのこと。連勝式、フォーメーション・ボックスなど2種類あり、買い方に合わせた記入が可能。
マークシート まーくしーと マークカードと同義。舟券購入の際に、金額、勝式、レース番号といった必要情報を記入するカードのこと。連勝式、ながし・ボックスなど2種類あり、買い方に合わせた記入が可能。
前売専用場外発売場 まえうりせんようじょうがいはつばいじょう 銀行ATMのような形で小さいスペースに設置されている場外舟券発売場のこと。現在はボートレースチケットショップに呼称が統一されている。
前づけ まえづけ 待機行動でコース取りの争いの際に、外枠の艇が大きく回り込んで他の艇の前につけ、インコースを取ろうとする戦法。
マグネト まぐねと モーターのパワーユニット部分で、プラグに電気を供給するもの。
まくり まくり 2~6コースからスタートした艇が1周第1ターンマークで内の艇を外から抜いていき、その後も抜かれずにレースに勝った場合の決まり手。
まくり差し まくりさし 3~6コースからスタートした艇が1周第1ターンマークでいくつかの艇を捲り、かつ、先行しようとした艇を差し、その後も抜かれずにレースに勝った場合の決まり手。
マスターズチャンピオン ますたーずちゃんぴおん PG1レースの一つ。満45歳以上の競艇選手で、前年優勝者、マスターズリーグ優勝者、勝率上位者、施行者推薦の競艇選手が出場する。
マスターズリーグ ますたーずりーぐ 45歳以上の競艇選手を対象としたレース。マスターズリーグ戦の優勝者には次年度のG1マスターズチャンピオンへの優先出場権が与えられる。
回り足 まわりあし ターンの時の足のこと。回り足がいいと、狭い旋回半径で素早くターンマークをクリアでき、コーナー戦で優位に立つことができる。
万舟 まんしゅう 万舟券のこと。1万円以上の配当金が付いた勝舟投票券。
ミニボートピア みにぼーとぴあ 場外舟券発売場のうち、窓口数15程の小規模発売場のこと。現在はボートレースチケットショップに呼称を統一。
無効投票 むこうとうひょう 舟券発売後に、舟券が無効となり全額が返還されること。例としては、出走すべきボートがなくなる、出走が1艇のみになる、競争が成立しないアクシデント、勝舟がない、等。
無理マイ むりまい 無理をして先にターンに入ること。先にターンに入る方がセオリーとしては有利となるため、多少無理をする選手もいる。
恵まれ めぐまれ 先行している艇がフライングなどの事故や自滅によりレースから離脱し、2位を走っていた艇が1着に繰り上がった場合の決まり手。
モーター もーたー ボートを動かす発動機。400ccの2サイクル2気筒、燃料はガソリンにオイルを加えた混合燃料。競艇場に約60機用意され、どの競艇選手がどのモーターを使用するかは節ごとに抽選で決まる。各競艇場で1年毎に全モーターを新品に入れ替える。
モーター整備場 もーたーせいびじょう 競艇場内で選手が自分のモーターを整備する場所。
モーター番号 もーたーばんごう 各競艇場のモーターに付けられた番号。番号によってモーターの特徴が出走表に記載され、予想の要素にするファンもいる。
モーターボート競走法 もーたーぼーときょうそうほう 競艇の開催、競艇場、開催回数、入場料、勝船投票券、投票法、払戻金など競艇に関する事柄を定めた法律。
モーターボート大賞 もーたーぼーとたいしょう G2レースの一つ。その年度にSGレース、高松宮記念、マスターズチャンピオン、ヤングダービー、レディースチャンピオン、ダイヤモンドカップを開催しない競艇場において開催。
モーニングレース もーにんぐれーす 第1レースの発走時刻が10時前までにスタートするレース。鳴門、徳山、芦屋、唐津といった競艇場で開催されている。
モンキーターン もんきーたーん ①ボート上に立ちながら旋回する旋回術。飯田加一選手が最初に行ったとされ、好成績を収めたことによって広まり、現在では多くのレーサーがこの旋回を行っている。

②河合克敏による競艇マンガおよび、これを原作としたテレビアニメ。日本船舶振興会からも競艇入門書として推薦されている。また、本書を読んで競艇選手を目指した選手もいるという。

や行

休み明け やすみあけ あっせん(出場)停止期間を終えた状態のこと。フライングなど事故点が規定の点数に達した場合レーサーへの罰則で一定期間出場停止となる。
やまと学校 やまとがっこう 福岡県柳川市大和町にある日本唯一のボートレーサー養成所の通称および旧名。
ヤングダービー やんぐだーびー 満30歳未満の勝率上位者によるレース。ヤングダービーのプレシリーズとしてイースタンヤングとウエスタンヤングがあり、その覇者と前年度優勝者には優先出場権が与えられる。
優出 ゆうしゅつ 1節(予選、準優勝戦、優勝戦を含むレース期間)の最終日に開催される優勝戦に出場すること。
優出回数 ゆうしゅつかいすう 1節(予選、準優勝戦、優勝戦を含むレース期間)の最終日に開催される優勝戦に出場できた回数のこと。
優勝戦 ゆうしょうせん 優勝者を決めるレース。予選や準優勝戦とは賞金が格段に上昇する。
有料席 ゆうりょうせき 入場料とは別に指定の料金を支払って座れる席。指定席。競艇場によっても料金は異なり、シングル席、ペア席、ボックス席、個室などタイプも様々。
予選 よせん 準優勝戦など次のステップへ進む選手を決めるためのレース。予選レースで着順点の合計を出走回数で割り、得点上位者が準優勝戦または優勝戦に進む。

ら行

ライナー らいなー モーターを取り付ける位置を調整するもの。材質はベニヤの合板。
落水 らくすい ボートからレーサーだけ水面の中に投げ出された状態。
ラップ らっぷ 並行のこと。複数のボートが舳先をそろえて直線で競り合うこと。
ルーキーシリーズ るーきーしりーず 登録6年未満のレーサーによる一般戦。かつては新鋭リーグ戦と言われていた。
レースコース れーすこーす 競艇は1周600メートルのコースで、これを左回りに3周する。スタートラインとゴールラインは大時計とセンターポールを結ぶ線上。
レースのランク れーすのらんく 年8回のSGレースを最上位として、G1、G2、G3、一般戦という5つのグレードがある。G1レースの中にはPG1(プレミアムグレード1)がありグレードは6つとも言われる。
レスキュー れすきゅー 救助艇のこと。転覆や落水などで選手が水面に落ちた際に救助を行う。
レディースオールスター れでぃーすおーるすたー G2レースの一つ。A1、A2、B1の女子レーサーを対象にファン投票および選考委員会で選出されたレーサーが出場。
レディースチャレンジカップ れでぃーすちゃれんじかっぷ 女子レーサーを対象に獲得賞金上位20名に出場資格が与えられる。
レディースチャンピオン れでぃーすちゃんぴおん 1年に1回、女子レーサーの1位を決めるプレミアムG1競走。選考期間中のオールレディースの優勝者や女子勝率上位レーサーが集結する。
ローリング ろーりんぐ ローリングスタートのこと。競艇は静止した状態からではなく、そのまま加速しスタートする。

わ行

わく レースごとに振り当てられる艇番のこと。1号艇は1枠、6号艇なら6枠を指す。
枠主張 わくしゅちょう 待機行動で前づけするボートを許さず、1枠なら1コース、2枠なら2コースなど枠番通りのコースを維持すること。
枠なり進入 わくなりしんにゅう 1号艇が1コース、2号艇が2コース、・・・6号艇が6コースといったように枠番通りに進入すること。
枠番 わくばん レースごとに振り当てられる艇番のこと。1号艇なら1枠、6号艇なら6枠となる。