【SG】グランドチャンピオン(グラチャン)ってどんなレース?

グランドチャンピオン1991年の初開催以降「グラチャン」の名前で広く知られているSGレースの1つです。

毎年6月の下旬から7月の上旬にかけて開催されており、記念すべき初開催は大阪の住之江競艇場で行われました。

参加資格を得られる選手は最低でも直近や前年のSGレースに優勝や参加していることとなっているため、SGレースの中でもレベルが高いことでも有名です。

優勝賞金は2011年までは4,000万円と高額でしたが、2011年に2500万円の減額となり2019年に3,300万円の増額と何度も優勝賞金が変更されています。

2002年の優勝戦では1号艇と2号艇の選手がフライングを犯してしまい、競艇史上最高となる24億3513万3800円の舟券返還が行われています。

競艇塾生競艇塾生
返還額が24億ってスゴすぎませんか…?
競艇先生競艇先生
このレースの売上約93%が返還されたとのことです。優勝戦で人気が集まる1号艇と2号艇の2挺がフライングとなったわけですからね。
競艇先生競艇先生
これが5号艇と6号艇などであればこれほどの額にはならなかったでしょう。
競艇塾生競艇塾生
スタートもすごく大事ですから、特にSGの優勝戦となると攻めたくなったのでしょうか…。

グランドチャンピオンの出場条件

グランドチャンピオンの出場選手は冒頭でも触れたように前年や直近のSGレースでの結果によって決まります。

・昨年のグランドチャンピオン優勝選手(1名)

・昨年のグランプリ(賞金王決定戦)優勝戦出場選手(6名)

・当年のボートレースオールスター(笹川賞) 優勝選手(1名)

・選考期間内にSG優勝戦を完走した選手(年により変動)

・選考期間内のSG予選における得点上位選手(年により変動)

※選考期間=前年の4月1日~当年の3月31日まで

SGレースは年に9回開催されていますが、グランプリの優勝戦出場選手は既に条件に含まれているため、単純計算だと8レース×6人=48人となります。

しかし、実際には同じ選手が何度もSGレースの優勝戦を走ることもあるため、対象の選手は20~30人前後となることが多いです。

そして、残りの枠が得点上位選手に割り当てられグランドチャンピオンを走る選手が決定します。

このように競艇の中でも最高峰と言われるSGの中でもさらに活躍している選手が集まるレースがこのグランドチャンピオンというわけです。

グランドチャンピオンの結果まとめ

過去10回のグランドチャンピオンの結果をまとめてみました。

開催 開催競艇場 優勝者 着順 2連単払戻金 3連単払戻金
第24回 常滑 瓜生 正義 153 1390円 3790円
第23回 若松 毒島 誠 245 3610円 16480円
第22回 丸亀 峰 竜太 145 490円 2740円
第21回 鳴門 石野 貴之 312 650円 3040円
第20回 三国 石野 貴之 124 250円 990円
第19回 丸亀 吉田 拡郎 126 440円 2530円
第18回 若松 松井 繁 136 610円 3620円
第17回 尼崎 井口 佳典 143 570円 2410円

過去10回のレース結果を見ると

1号艇の1着率:60.0%

1号艇の2連対率:60.0%

1号艇の2連対率が低めの結果となっています。
しかし、3連対率まで見ると90%と高い結果を残しているため、3連単など3着までを当てる賭け方をする方は要注意です。

他SGレースと比べ連続して優勝している選手が目立つ印象です。
第22~23回は太田選手、第25~26回は山崎選手がそれぞれ連覇を果たしています。
しかし、過去29回の開催において3連覇を成し遂げた選手がいない点も気になります。
あくまでオカルトといったレベルではありますが、こういった共通点を見てみるのも面白いのではないでしょうか。

競艇塾生競艇塾生
過去の払戻金を見ているとやはり一握りトップ選手が集まっているだけあって波乱は起こりにくい感じでしょうか?
競艇先生競艇先生
そうですね。競艇場やその日の天気によって左右することもありますが、大波乱と呼ばれるような結果にはなりにくいレースだと思っています。
競艇先生競艇先生
ただ、2005年の第15回では着順が4-6-2となり、2連単が9,420円、3連単が60,390円と非常に高配当となったことがありました。
競艇塾生競艇塾生
ひぇ~。やっぱり何が起こるか分からないのが競艇の楽しい所であり、難しい所でもありますね。