競艇選手(レーサー)について知ろう!チェックすべき8つの項目とは

レーサー競艇レーサーの数は約1,600名おり、その中に女性レーサーは約200人いると言われています。
競艇の予想を行う上で重要な要素はいくつもありますが、実際にレースを走る選手も重要な要素の1つです。

このページでは競艇選手の強さや予想を行う上で知っておくべきことを8つの項目に分けて紹介させて頂きます。

競艇選手の強さを8つの項目に分けて客観的に分析してみよう

競艇選手の強さをはかる要素は8つあり、それらの情報は公式サイトや競艇場などに置いている出走表などから見ることができます。

それでは、項目と確認方法を1つずつ紹介していきます。

①級別

レーサーの級別A1からA1>A2>B1>B2と強い順になります。基本的に級別の高い選手が「強い」と考えて良いでしょう。しかし、級別は4つしかないためA1級でも実力が異なる場合があるため、同じ級別の場合は互角と思わずに他の要素を参考にしましょう。(実際にA1選手だけでも300人以上います)

②勝率

レーサーの勝率勝率は過去に出走したレースの着順に対して点数が加点されます。

着順 加点数
1着 10点
2着 8点
3着 6点
4着 4点
5着 2点
6着 1点

この数字と出走回数を割ると「勝率」が算出されます。
ただし、過点数に関してはグレードが高い、優勝戦であれば更に高い点数となります。

仮に2人の選手が10回のレースに出走した結果をもとに勝率を算出してみましょう。

選手A

順位 1 1 2 3 6 5 4 3 4 4
点数 10 10 8 6 1 2 4 6 4 4

点数合計=55
出走回数=10
55÷10=5.50
勝率5.50

選手B

順位 1 4 4 3 6 5 4 5 2 4
点数 10 4 4 6 1 2 4 6 4 4

点数合計=45
出走回数=10
45÷10=4.50
勝率4.50

選手A:5.50
選手B:4.50

選手Aの方が高い勝率ということになります。
参考程度ではありますが勝率が2.0以上の開きがある場合は実力差があり、勝率が7.0以上の選手は強いと考えて良いでしょう。

③2連率・3連率

2連率、3連率2連率…その選手が2着以内に入った割合
3連率…その選手が3着以内に入った割合

これらの数値が高いほど、配当に絡んでくる可能性は高いです。
わざわざ、2連率と3連率が別々に記載されていることには理由があり、傾向は大きくわけて2つです。

2連率と3連率の数字に大きな差がない…1~2着に入る可能性はあるが3着の可能性が低い
2連率と3連率の数字に大きな差がある…1~2着に入る可能性は低いが3着の可能性が高い

インコースであれば2連率、3連率にあまり固執する必要はありませんが、アウトコースによっては攻め方や狙っている順位が異なっている可能性があるため、舟券の買い方には注意が必要です。

前者の傾向がある選手は3位入賞よりも1位を積極的に狙っていく選手の可能性が高いため、舟券に絡めるなら1~2位で3位は予想から外す。
後者の傾向がある選手は1~2位よりも堅実に3位を狙う選手の可能性が高いため、1-2位は1~2位は予想から外し3位に絡めてみると良いでしょう。

④今節の成績

今節の成績出走表には今節出走したレースと艇番、レースの結果などが記載されています。
その中で最も注目すべきは成績です。

数字の背景色がカラー担っている部分は号艇を示しており、一番下の数字はそのレースでの順位となっています。
号艇と色の組み合わせは以下のようになります。

1号艇→白
2号艇→黒
3号艇→赤
4号艇→青
5号艇→黄
6号艇→緑

センター(赤、青)やアウト(黄、緑)でも配当に絡んでいる選手は好調、逆にイン(白、黒)で1着になっていない選手は何か不調の原因がある可能性があるため、舟券購入の際は注意が必要です。

⑤年齢

年齢過去に行われた調査の結果によると競艇選手は30~35歳にかけて最も勝率が高くなっています。

データだけを見ると30~35歳の選手が有利に見えますが、ベテラン選手は整備力に優れている、実践経験が豊富などの特徴があるため一概には言えません。
しかし、筋力や動体視力など肉体的な衰えを防ぐことはできないため、じょじょに級別が下がっている選手が多いです。

特にナイトレースではスタートの要ともいえる大時計の針が見えにくく、スタートで出遅れてしまうことが多くなるようです。
競艇では最初のマークで勝負が決まってしまうことも珍しくないため、非常に不利な要素となっています。

⑥支部

レーサー支部とは選手が所属している場所のことでホームのようなものと考えて良いです。
すべての選手はどこかの支部に所属しており、レースのない日はスタートやターンの練習をしています。
そのため、他支部の選手に比べ地の利があり思わぬ活躍をすることがあります。
難水面であればあるほど地元選手が有利となるので、当地勝率だけでなくどの支部に所属しているかもチェックしておきましょう。

⑦体重

体重競艇は基本的に体重が軽い選手が有利と言われています。
その理由は体重が軽いほど加速やトップスピードまでの時間が短くなるからです。

現在は男女別に最低体重(男性51.0kg、女性47.0kg)が設定されていますが、設定が行われる前は過度の減量により体調を崩す選手がいたほどです。
このようなことから選手が体重を重要視していたということが伺い知れます。

しかし、レースの結果に体重差が直結することは少なく、1~2kg程度であれば加速や結果への影響はほとんどないと言って良いくらいです。
加速に影響が出る体重差は5kg以上とされており、スタートからゴールまでの間に1.5挺身ほどの差が出てしまうと言われています。

そのため、他の選手と体重差が5kg以上ある選手には注意が必要です。
ただし、海水や荒れた水面では体重の重たい選手のほうがターンの際は有利とも言われているため、体重の差だけで決めるのも危険です。

体重の軽い重いだけではなく、状況と組み合わせて考えるようにしましょう。

⑧コース別成績

コース別成績公式サイトでは各選手の様々な成績を見ることができます。
その中にある「コース別成績」では選手のコース別3連対率と1~3着までの割合が記載されています。

松井選手のデータを見ると1コースでは3連対率が91.3%で3着がありません。
そのため、1コースであればほとんどのレースで1位、悪くても2位以内には来るだろうと予想を立てることができます。

2コースでの3連対率が59.4%とセンターの数字より低くなっていますが、4コースの3連対率が70.8%でその半分以上が2位となっているので、松井選手は4コースであっても2位に食い込んでくる可能性が高いことが分かります。
このことから4号艇を2位に絡めた予想を立てることができます。
更に1号艇が安定していそうなら、更に細かく1-4までと絞り込んで考えることもできます。

このようにコース別成績では選手の得意なコースやその傾向を見ることができるため、これらのデータを予想に役立てることも重要です。

競艇選手の強さをはかる8要素のまとめ

1. 級別
2. 勝率
3. 2連率・3連率
4. 今節の成績
5. 年齢
6. 支部
7. 体重
8. コース別成績

競艇では1つのデータではなく、これらのデータをチェックし過去の傾向からレースを予想しない限り「なんとなく勝った」「なんとなく負けた」という結果が続き的中率アップは難しいと思われます。

何よりもいろいろ調べて予想するほうが競艇は楽しくなると思いますので、最初は難しいかもしれませんがこういったデータも踏まえて予想してみてはいかがでしょうか?