【SG】チャレンジカップってどんなレース?

チャレンジカップチャレンジカップは1998年に新設された最も新しいSGレースです。

毎年11月下旬に開催され、その年の総決算ともいえるグランプリへの最終チャレンジとも言われています。

賞金総額は3300万円となっており、このレースに優勝すると一気に賞金ランキングの上位に食い込むことができるためです。

チャレンジカップの大きな特徴は参加選手の選出基準です。

SGレースの大半は同レースの昨年優勝者や直近SGの優勝者、昨年グランプリで優勝戦を完走した選手は優先的に出場できるのですが、チャレンジカップではそのような優先出場権はありません。

期間内の賞金獲得の多い選手から順に出場権を得ることができます。

競艇塾生競艇塾生
グランプリへの最終チャレンジとはどういうことですか?
競艇先生競艇先生
年末のグランプリにはその年の獲得賞金上位18名が出場できるため、チャレンジカップで優勝し優勝賞金を得ればグランプリへの出場が一気に近づく、というわけですね。
競艇塾生競艇塾生
なるほどー。グランプリ出場のボーダーラインに届いていない選手にとっては最後のチャンスということなんですね。
競艇先生競艇先生
そうですね。選手によっては一年で最も気合の入るレースになる場合もあります。

チャレンジカップの出場条件

2019チャレンジカップ桐生競艇場でのナイターチャンレンジカップに出場できる選手は同年の1月1日~10月31日までの獲得賞金上位者34名です。

昨年のチャレンジカップ優勝者であっても、優先的に参加できるといったことはないため本当に稼げている(強い)選手が集まるレースとなっており、選手同士の実力派差はそれほど大きくありません。

ただし、近年はナイター開催が増えているため、その点には注意しておく必要があります。

チャンレンジカップの結果まとめ

過去10回のチャンレンジカップの結果をまとめてみました。

開催 開催競艇場 優勝者 着順 2連単払戻金 3連単払戻金
第22回 桐生 石野 貴之 142 410円 1,560円
第21回 芦屋 馬場 貴也 125 350円 1,260円
第20回 下関 毒島 誠 124 340円 970円
第19回 大村 石野 貴之 145 430円 1,960円
第18回 芦屋 笠原 亮 136 740円 4,950円
第17回 下関 太田 和美 146 700円 4,460円
第16回 森高 一真 136 590円 2,940円
第15回 児島 平尾 崇典 123 420円 1,270円
第14回 大村 田村 隆信 125 490円 3,170円
第13回 唐津 今垣 光太郎 143 690円 2,220円

1号艇1着率:100.0%

1号艇2連対率:100.0%

過去10回すべて1号艇が1着と驚きの結果になっています。
更に遡って結果を調べてみると…。

開催 開催競艇場 優勝者 着順
第12回 常滑 原田 幸哉 146
第11回 浜名湖 坪井 康晴 164
第10回 浜名湖 湯川 浩司 143
第9回 丸亀 三嶌 誠司 152
第8回 芦屋 上瀧 和則 156
第7回 児島 田村 隆信 431
第6回 びわこ 烏野 賢太 134
第5回 植木 通彦 123
第4回 児島 西島 義則 561
第3回 住之江 濱野谷 憲吾 152
第2回 平和島 今垣 光太郎 65
第1回 平和島 江口 晃生 12

※第2回(1999年)は開催当時、3連単は未導入となっています。

第8回(2005年)から第22回(2019年)まで15年連続で1号艇の1着が続いていることがわかります。

次に第8回~第22回までの開催場の内訳を調べてみると以下のようになっています。

開催場 開催数
芦屋 3回
浜名湖 2回
大村 2回
下関 2回
唐津 1回
1回
常滑 1回
児島 1回
桐生 1回
丸亀 1回

季節や当日の状況によって変わりますが、どの競艇場も年間を通してみると1コースの勝率は50%以上と1号艇にとって不利な競艇場ではありませんでした。

もし、開催場が戸田や江戸川、平和島のように1号艇の勝率が比較的低い競艇場で行われていれば1号艇の15連勝という記録は生まれていなかったのかもしれません。

1号艇が強いというジンクスはありますが、しっかりと選手や競艇場、当日状況、モーターの良し悪しを考えた上で予想を行うことが大切です。

競艇塾生競艇塾生
競艇は1号艇が強いとはいえ、15年も続くと次も1号艇なんじゃ…?って思ってしまいますね。
競艇先生競艇先生
毎年同じ競艇場で行われているなら予想の参考にしても良いとは思いますが、基本的には毎年持ち回りとなっていますので、1号艇が続いているから今回も…という考えは危険ではないでしょうか。