オーシャンカップは1996年に制定された「海の日」を記念して作られたSGレースの1つです。
そのため、例外となる年はあるものの基本的には最終日(優勝戦)は祝日である海の日になるようにスケジュール設定がされています。
正式名称は海の日記念オーシャンカップ競走ですがオーシャンやOCと略されることが多いです。
優勝賞金は2019年より3300万円となっていますが、2010年以前は4000万円と高額だったこともあります。
オーシャンカップの優勝者は翌年の優先出場権だけでなく、2019年に新設されたボートレースバトルチャンピオントーナメント(PG)の優先出場権も同時に獲得することができます。





オーシャンカップの出場条件
オーシャカップに出場できる選手は以下の通りとなっています。
・昨年のオーシャカップ優勝選手
・昨年のグランプリ(賞金王)の優勝戦出場者
・直前(当年)に行われたグランドチャンピオンの優勝選手
・PGやGI、GII競走の優勝戦における上位成績選手
最後の『PGやGI、GII競走の優勝戦における上位成績選手』に関しての詳細ですが。
前年5月1日~当年4月30日の間に優勝戦を走ることで着順に応じた点数が選手に加算されていきます。
順位 | 点数 |
---|---|
1位 | 10点 |
2位 | 9点 |
3位 | 6点 |
4位 | 5点 |
5位 | 4点 |
6位 | 3点 |
その合計点数が高い選手からオーシャカップに出場する資格を得られるわけです。
しかし、レースの内容次第では減点や得点がもらえない場合もあります。
内容 | 点数 |
---|---|
スタート事故 | マイナス10点 |
妨害失格 | マイナス7点 |
選手責任失格 | マイナス5点 |
選手責任外失格 | 0点(加点なし) |
基本的には多くのレースで優勝戦まで勝ち残り、結果を残している選手が選ばれる仕組みとなっています。
















オーシャンカップの過去の結果
過去10回のオーシャンカップの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第24回 | 常滑 | 瓜生 正義 | 1–5–3 | 1390円 | 3790円 |
第23回 | 若松 | 毒島 誠 | 2–4–5 | 3610円 | 16480円 |
第22回 | 丸亀 | 峰 竜太 | 1–4–5 | 490円 | 2740円 |
第21回 | 鳴門 | 石野 貴之 | 3–1–2 | 650円 | 3040円 |
第20回 | 三国 | 石野 貴之 | 1–2–4 | 250円 | 990円 |
第19回 | 丸亀 | 吉田 拡郎 | 1–2–6 | 440円 | 2530円 |
第18回 | 若松 | 松井 繁 | 1–3–6 | 610円 | 3620円 |
第17回 | 尼崎 | 井口 佳典 | 1–4–3 | 570円 | 2410円 |
第16回 | 蒲郡 | 佐々木 康幸 | 3–1–4 | 610円 | 3620円 |
第15回 | 丸亀 | 石野 貴之 | 1–2–4 | 570円 | 2410円 |
1号艇1着率:70.0%
1号艇2連対率:90.0%
過去10回の結果を見ると1号艇の強さがいかんなく発揮されていることがわかります。
第18回で優勝している松井選手は他にも第3回、第11回、第13回と合計4回の優勝を果たしています。
続いては石野選手が第15回、第19回、第20回と計3回の優勝しており、この10年では最もオーシャンカップで成績を残している選手と言っても良いでしょう。