筋舟券を知らないと損をする?パターン別に筋舟券を解説!

筋舟券という言葉をご存知でしょうか?
筋舟券とは1着になる選手を予想した際に2着と3着にどのコースがきやすいかといったセオリーのことを差しています。
競艇予想を行う上で欠かせない要素の1つと言われており、1着になる選手を1号艇(1コース)と予想した際は特に重要です。

・3連単の1着は当たるけど2着や3着が当たらない…

・展開が予想できない…

このページは上記のようなお悩みをお持ちの方に向けた記事となっています。
スタート時の展開ごとにどのような筋舟券となるかを解説していきますので、最後までお付き合い頂ければ幸いです。

筋舟券を理解し、2着3着を予想する力と買い目を絞る力を身に着けましょう!

1コースが1着になると予想した際の筋舟券~スタートが横一線の場合~

スタートが横一線の場合1
スタートが横一線の場合2
スタートが横一線の場合3

1コースの挺が1着になる時の決まり手は「逃げ」になることが大半です。
横一線のスタートであれば2コースが外側の挺に対して壁になり、2コースは差しを狙いに行くしか無いため筋舟券は以下のようになります。

POINT

1着1コースで横一線のスタートだった場合の筋舟券

123(イン逃げ)

1コースが1着になると予想した際の筋舟券~スタートで2コースが遅れた場合~

スタートで2コースが遅れた場合1
スタートで2コースが遅れた場合2
スタートで2コースが遅れた場合3

2コースのみがスタートで遅れた場合、3コースはまくり差しを狙うことになります。
その際、2コースは引き波に飲まれてしまい沈む展開になるため、2着は難しくなってしまいます。
4コースは3コースのまくり差しが決まらなかった場合に2着になる可能性が上がります。

POINT

1着1コースで2コースのスタートが遅れた場合の筋舟券

134(イン逃げ)

もし、3コースのまくり差しが決まった場合は1コースと3コースの順位が入れ替わり着順は3-1となります。
3がまくり差した場合は4~6コースが3着になる可能性が高くなり高配当に期待が持てます。

1コースが1着になると予想した際の筋舟券~スタートで2と3コースが遅れた場合~

スタートで2と3コースが遅れた場合1
スタートで2と3コースが遅れた場合2
スタートで2と3コースが遅れた場合3

2と3コースがスタートで遅れた場合、壁がないため4コースにとって有利な展開になり、まくり差しを狙うことになります。
その際、2と3コースは引き波に飲まれ2着になることは難しくなります。

4コースのまくり差しが届かなければ1コースが逃げ切る展開となります。

POINT

1着1コースで2と3コースのスタートが遅れた場合の筋舟券

14(イン逃げ)

もし、4コースのまくり差しが決まった場合は1コースと4コースの順位が入れ替わり着順は4-1となります。
4がまくり差した場合は5~6コースが3着になる可能性が高くなり高配当に期待が持てます。

1コースが1着になると予想した際の筋舟券~スタートで3コースが遅れた場合~

スタートで3コースが遅れた場合1
スタートで3コースが遅れた場合2
スタートで3コースが遅れた場合3

スタートで3コースのみが遅れた場合は4コースが有利となりますが、2コースが壁役となるため、4号艇は外側からまくりにいく展開になります。
この時、5コースにとってはまくり差しを狙うチャンスが生まれることが多く2着予想が難しくなります。

POINT

1着1コースで3コースのスタートが遅れた場合の筋舟券

1245(イン逃げ)

5コースのまくり差しが決まった場合は5-1の着順となり3着争いは最初のターンの展開次第となります。
この場合であればオッズは高くなっていることが多いため、5-1-全で買っておくのも1つの手です。

1コースイン逃げ予想と筋舟券についてのまとめ

ここまでは競艇で最も多いイン逃げの筋舟券について紹介しました。
イン逃げが決まる場合は1コースのスタートはもちろんですが、2と3コースのスタートも重要になります。

それでもイン逃げが決まる場合は1-23の着順になることが多く、1-56になるケースは少ないと考えて良いです。
また、イン逃げの場合は3着に関する筋舟券はありません。

そのため、イン逃げ予想で舟券を買う際は買い目を広げすぎてトリガミにならないよう気を付ける必要があります。

次からは1コース以外が1着になる場合の筋舟券を紹介していきます。

2コースが1着になると予想した際の筋舟券~2コースがまくりを決めた場合~

2コースがまくりを決めた場合1
2コースがまくりを決めた場合2
2コースがまくりを決めた場合3

2コースが1着を取る際の決まり手はまくりか差しになります。
1コースのスタートが遅れた場合は2コースが1コースをまくっていく展開になり、1コースは2コースの引き波に飲まれ、2着はおろか3着も難しくなります。

2コースに続き3と4コースもそれぞれ差しやまくりを狙ってくるため、2着は3または4コースがくることが多くなります。

POINT

2コースがまくりを決めた場合の筋舟券

234

23456

23456

2コースが1着になると予想した際の筋舟券~2コースが差しを決めた場合~

2コースが差しを決めた場合1
2コースが差しを決めた場合2
2コースが差しを決めた場合3

2コースの攻めとしてはまくりよりも差しの方が多く選択されています。
ターンが膨らんだ1コースの内側を鋭く回ることで1番手になります。
まくりとは違い1コースは引き波の影響が小さいため2~3着に残りやすいことを憶えておく必要があります。

POINT

2コースが差しを決めた場合の筋舟券

213

21345

23145

3コースが1着になると予想した際の筋舟券~3コースがまくりを決めた場合~

3コースがまくりを決めた場合1
3コースがまくりを決めた場合2
3コースがまくりを決めた場合3

3コースが1着になる際の決まり手はまくりかまくり差しが多くなります。
3コースのまくりが決まった場合、1~2コースは3コースの引き波に飲み込まれるため、2着は難しくなります。

POINT

3コースがまくりを決めた場合の筋舟券

345

34156

35146

しかし、3コースがまくりを決めた場合は4コースにも差しのチャンスが生まれます。
4コースの差しが決まれば着順は4-3になるので注意が必要です。

3コースが1着になると予想した際の筋舟券~3コースがまくり差しを決めた場合~

3コースがまくり差しを決めた場合1
3コースがまくり差しを決めた場合2
3コースがまくり差しを決めた場合3

スタートで2コースのみが遅れている場合、3コースはまくり差しを選択することが多いです。
その際、2コースは引き波に飲まれて失速しますが、1コースは2~3着に残る可能性が高いですが、3着の予想は難しいです。
3コースが1着だと高配当に期待できるため、トリガミになる可能性も低いため3着は全で買っておくほうが良いです。

POINT

3コースがまくり差しを決めた場合の筋舟券

314

312456

341256

しかし、3コースのまくりが決まった時は4コースの差しが決まる可能性があります。
そのため、4コースの選手次第で4-3の舟券筋があることも意識しておく必要があります。

4コースが1着になると予想した際の筋舟券~4コースがまくりを決めた場合~

4コースがまくりを決めた場合1
4コースがまくりを決めた場合2
4コースがまくりを決めた場合3

4コースが1着になる場合の決まり手はまくりかまくり差しが大半です。
その中でもカドの4コースが内3挺を一気に飲み込み豪快なまくりを決めるのは競艇の醍醐味の1つと言えます。
内3挺は引き波に飲まれるため2着以上になることは難しく、この場合はアウトコースにとって有利な展開になります。

POINT

4コースがまくりを決めた場合の筋舟券

456

4561

4651

4コースがまくった場合はターンが大きくなり内側を5~6コースが差しやすくなります。
そのため、まくりが決まったとしても差しが決まれば56-4という組み合わせも充分に考えられます。

4コースが1着になると予想した際の筋舟券~4コースがまくり差しを決めた場合~

4コースがまくり差しを決めた場合1
4コースがまくり差しを決めた場合2
4コースがまくり差しを決めた場合3

4コースの選手がまくり差しを決めた場合は2~3コースは引き波に飲まれ2着以上は難しくなりますが、1コースは引き波に飲まれていないため2~3着に残り可能性が高いです。
2着の筋舟券は1か5になり、3着の予想が難しくなりますがトリガミの可能性は低いため3着は全で買っておくことをオススメします。

POINT

4コースがまくり差しを決めた場合の筋舟券

415

412356

451236

5コースが1着になると予想した際の筋舟券

5コースが1着になると予想した際の筋舟券1
5コースが1着になると予想した際の筋舟券2
5コースが1着になると予想した際の筋舟券3

5コースになると1着になる確率は大きく下がりますが、競艇場や選手、モーターなどによってありえないことではありません。
5コースがトップスタートを決め、内4挺をまくった場合は2着に1か6が残りやすく3着は読めない展開となります。
まくり差しであれば2~3着に1コースが残る可能性が高くなるため、5-1などが考えられます。

POINT

5コース1着となる場合の筋舟券

516

512346

561234

6コースが1着になると予想した際の筋舟券

6コースが1着になると予想した際の筋舟券1
6コースが1着になると予想した際の筋舟券2
6コースが1着になると予想した際の筋舟券3

6コースになると更に1着になる確率は大きく下がり、予想するのは非常に難しいですが的中させた際は10万舟にも期待できます。

6コースが1着になる場合の決まり手はまくりかまくり差しになります。
まくり差しであれば1コースが2着に残りやすい展開となり、3着の予想は非常に難しいです。

POINT

6コース1着となる場合の筋舟券

615

612345

651234

筋舟券は上記のようになりますが、6コースを一着と予想する場合は6-全-全の20通りを100円からでも買っておく方が良いです。
もし、買っていない組み合わせで10万舟が出てしまった場合、非常に悔しい思いをすることになります。

筋舟券に関してのまとめ

ここまで1着と展開を予想した際にそれが当たっていれば2着や3着はこうなりやすいといった筋舟券を紹介させて頂きました。
絶対的なものではなく、あくまで人と人がレースを行っている以上、予想しきれないことも多々あります。

しかし、筋舟券を知っているのと知っていないのでは予想の精度には大きな差が出てくるため、この機会にぜひ憶えてみてはいかがでしょうか?

最後に筋舟券に関する3つのポイントをまとめておきます。

・1コースの逃げが決まった場合は1-2、1-3の組み合わせが多い

・まくりの場合、内側の挺は3着以下になることが多く、外側の挺に差される可能性がある

・まくり差しの場合は1コースが2~3着に残る可能性が高い