ヤングダービーは2014年に新設された比較的新しいPGレースです。
レース名にもあるように30歳未満の若手選手を対象としており、前身となる新鋭王座決定戦の名前でTVCMなどが行われています。
優勝賞金は1,000万円と若手選手にとっては大きな金額となっています。
記念すべき第1回目の開催時には1号艇、2号艇、5号艇の3選手がフライングを起こしてしまい5億9663万100円の返還が行われました。
これは総売上の97.2%にあたる金額でした。
ヤングダービーの優先出場資格にイースタンヤングとウエスタンヤングがあります。
これらは所属支部別に東西それぞれで行われており、ヤングダービーのプレシリーズとも呼ばれています。
PGには45歳以上のベテランレーサーが集まるマスターズチャンピオンがありますが、その若手版と思っていただければ良いでしょう。
30歳未満を対象としているとありますが、仮に30歳を超えてデビューした選手はどうなりますか?
残念ですが、30歳未満は性別を問わず出場不可となっています。
出場資格が特定のレースでの優勝や勝率上位となっていますので、20代後半でデビューした選手は出場が難しいとされています。
確かにそうですね。デビューしたばかりの選手がすぐ優勝したり実戦経験が多い他の選手と比べて勝率が高くなる可能性は低いですよね。
ヤングダービーの出場条件
ヤングダービーの出場資格は以下のようになります。
・開催される年の9月1日現在30歳未満の選手
・前年のヤングダービー優勝選手
・同年のイースタンヤング優勝選手
・同年のウエスタンヤング優勝選手
・選考期間内の勝率上位選手
※選考期間:開催前年の7月1日~開催年の6月30日
イースタンヤングとウエスタンヤングの出場資格も勝率上位者となっており、こちらは男女ともに出場することができます。
ヤングダービーの結果まとめ
過去6回のヤングダービーの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第6回 | 三国 | 永井 彪也 | 1–4–2 | 590円 | 1,840円 |
第5回 | 浜名湖 | 関 浩哉 | 1–2–6 | 570円 | 2,270円 |
第4回 | 蒲郡 | 中田 竜太 | 1–6–3 | 1,370円 | 5,420円 |
第3回 | 常滑 | 松田 大志郎 | 1–3–4 | 510円 | 1,630円 |
第2回 | 尼崎 | 松田 祐季 | 1–3–5 | 390円 | 1,030円 |
第1回 | 戸田 | 桐生 順平 | 4–6–3 | 260円 | 380円 |
過去6回のレース結果を見ると
1号艇の1着率:83.3%
1号艇の2連対率:83.3%
第1回のみ1号艇が舟券に絡まない結果となっていますが、冒頭でも触れたように1号艇、2号艇、5号艇がそれぞれスタート事故(フライング)を起こしているためです。
そのため、払戻金も3連単で380円と非常に低いものとなってしまいました。