マスターズチャンピオンは毎年4月下旬に開催されるベテランレーサーのチャンピオンを決めるレースです。第1回は2000年に行われ、名人戦競走の名前でも親しまれています。
レースのランクはSGとG1の間とされるPGで、優勝賞金は1,100万円となっています。
SGに比べ賞金額は見劣りするかもしれませんが、トップクラスのベテランレーサーが集まるためSG同様に熟練の技術が光るハイレベルな戦いを見ることが出来ます。
1年間に10回行われているマスターリーグで優勝した選手は、このマスターズチャンピオンの優先参加資格を得ることができます。
2018年より出場資格年齢が48歳から45歳へと引き下げられ、参加選手の幅が広がりました。
マスターズチャンピオンの出場条件
マスターズチャンピオンの出場資格は以下のようになります。
・前年のマスターズチャンピオン優勝選手
・マスターズリーグ優勝選手
・勝率上位選手
・施行者希望者(2名)
※当年4月1日現在で満45歳以上の選手に限ります。
マスターズリーグはマスターズチャンピオン同様に満45歳以上の選手しか参加することは出来ません。
マスターズリーグは1年間に合計10回開催されており、そこで優勝した選手は翌年のマスターズチャンピオンの優勝出場権を得ることできるため、優勝戦でも熱いレースが行われています。
マスターズチャンピオンの結果まとめ
過去のマスターズチャンピオンの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第20回 | 宮島 | 今垣 光太郎 | 1–4–2 | 570円 | 1,450円 |
第19回 | 福岡 | 渡邉 英児 | 2–3–4 | 2,920円 | 9,120円 |
第18回 | 津 | 今村 豊 | 1–5–4 | 980円 | 4,510円 |
第17回 | びわこ | 田頭 実 | 2–5–4 | 5,440円 | 27,170円 |
第16回 | 児島 | 今村 豊 | 1–4–2 | 410円 | 1,150円 |
第15回 | 唐津 | 金子 良昭 | 1–4–3 | 860円 | 1,920円 |
第14回 | びわこ | 江口 晃生 | 1–5–4 | 1,420円 | 5,970円 |
第13回 | 下関 | 井川 正人 | 2–4–6 | 5,990円 | 22,420円 |
第12回 | 常滑 | 今村 豊 | 1–5–6 | 490円 | 2,800円 |
第11回 | 徳山 | 西島 義則 | 2–1–4 | 640円 | 2,290円 |
過去10回のレース結果を見ると
1号艇の1着率:60.0%
1号艇の2連対率:70.0%
SGと比べると少し1号艇の1着率、及び2連対率が低い結果となっており、その代わりに2号艇の1着率が40.0%と2号艇の強さが目立つ傾向になっています。
その中でも今村豊選手は第12回、第16回、第18回と3回の優勝を果たしており、第19回、第17回、第11回では優勝戦に進出しています。
多くの実績を残すマスターズチャンピオンの顔ともいえる注目の選手です。
また、ベテランレーサー同士の戦いや45歳の『新人』たちとの対決も見どころの1つとなっています。