ボートレースダービーは1953年に第一回目が開催されており、SGレースの中では最も古い歴史を持っています。
毎年10~11月の間に開催されており、ダービーやDBと略されることもありますが、正式名称は全日本選手権競走です。
優勝賞金は2019年より3900万円となっており、この金額はグランプリの1億円に次ぐ金額です。
2014年よりSGレースの中でも格式高いとされているGRANDE5の第4戦に設定されています。
ボートレースダービーの最も大きな特徴は『勝率』の高い選手から選ばれるという点です。
そのため、その年に勝っている本当に強い選手が集まる注目のレースとなっています。
ボートレースダービー:勝率の高い選手
グランプリ:獲得賞金の多い選手
ボートレースダービーの出場条件
ボートレースダービーの出場条件は冒頭でも触れたように勝率の高い選手ですが、他にも優先して出場できる選手もいます。以下がその条件となります。
・昨年のボートレースダービー優勝者
・昨年のグランプリ優勝戦出場選手
・同年のボートレースメモリアル優勝者選手
・昨年8月1日~同年7月31日までの勝率上位選手
※勝率上位選手は更に後期がA1級レーサー、160回以上の出走が条件となっています。
実力の高い選手が選ばれるため、グランプリ同様にレベルの高いレースに期待が持てます。
ボートレースダービーの結果まとめ
過去10回のボートレースダービーの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第66回 | 児島 | 毒島 誠 | 1–3–2 | 300円 | 790円 |
第65回 | 蒲郡 | 守田 俊介 | 1–4–6 | 500円 | 2,000円 |
第64回 | 平和島 | 深川 真二 | 6–1–2 | 8,850円 | 27,170円 |
第63回 | 福岡 | 瓜生 正義 | 1–3–4 | 390円 | 1,190円 |
第62回 | 浜名湖 | 守田 俊介 | 1–3–5 | 820円 | 3,030円 |
第61回 | 常滑 | 仲口 博崇 | 1–2–3 | 480円 | 1,280円 |
第60回 | 平和島 | 瓜生 正義 | 1–3–2 | 440円 | 1,260円 |
第59回 | 福岡 | 丸岡 正典 | 2–1–6 | 1,100円 | 4,130円 |
第58回 | 平和島 | 池田 浩二 | 1–2–5 | 540円 | 2,470円 |
第57回 | 桐生 | 瓜生 正義 | 4–5–1 | 4,050円 | 12,280円 |
1号艇1着率:70.0%
1号艇2連対率:90.0%
過去10回の結果を見ると1号艇の強さが際立ち『堅い』と言える結果が多いです。
守田選手が第65回、第62回の2回を制しており、瓜生選手は第63回、第60回、第57回と3回もの優勝を果たしている注目選手です。
第64回(2017年)は6号艇の深川選手が6号艇ながら2コースを取り、1周目2マークにて接戦の末、1号艇をかわし初のSG制覇を成し遂げました。
また、6号艇が1着ということで3連単の払戻金が27,170円と万舟券となりました。