競艇場ごとの水質や水面の特徴を知ることが的中率アップの鍵

競艇の水面競艇場は全国に24ヶ所ありますが、立地条件などによりそれぞれに特徴があります。

競技を行うプールには淡水、海水、汽水(淡水と海水が混じっている)のいずれかが使われています。

競艇場は人工的に作られたものと自然の河川や湖、海を利用したものに分けられますが、選手の間では乗りやすい競艇場と乗りにくい競艇場があるという話をよく耳にします。

このページでは水質や水面の違いがレースにどのような影響を与えるのか、舟券を購入する上で注目すべきポイントなどを紹介していきます。

機力やモーターの調整力にも注目!淡水競艇場の特徴とは

淡水の琵琶湖競艇場淡水は塩分を一切含まない水のため、海水や汽水と比べると浮力が少なく体重の軽い選手が有利とされています。

水面は総じて硬いため水の抵抗が大きくスピードに乗るまで時間はかかりますが、スピードに乗ってしまえば水の抵抗は小さくなるため、機力が高いほど有利となります。
そのため、予想の際はモーターやボートの連対率やモーターの調整能力の高い選手には注目です。

同じ淡水であっても競艇場ごとに硬さが微妙に異なる、選手によって好みがあるため当地勝率も重要となります。

水質が淡水の競艇場は桐生競艇場、戸田競艇場、多摩川競艇場、三国競艇場、びわこ競艇場、住之江競艇場、尼崎競艇場、芦屋競艇場、唐津競艇場です。

潮の満ち引きが展開を変える!海水競艇場の特徴とは

満潮時のターン海水は塩分を含んでいるため、淡水や汽水と比べ浮力が強いです。

そのため、競艇は体重が軽いほうが有利とされていますが、海水の場合は体重が重い選手でも良い成績を残しています。

しかし、海水競艇場で最も気にしなければいけない点は体重ではなく、潮の満ち引きによる水位や水面の変化です。

全ての競艇場や選手に当てはまるわけではないですが、一般的には満潮時はインコースが有利とされ、干潮時にはアウトコースが有利とされています。

競艇場の公式サイトで公開されてる潮見表

潮の満ち引きは1日で約2回起こるため、同じ日であっても時間の経過とともに常に変化しているため、出走表に記載されている潮の状況を把握した上で予想を行う必要があります。

競艇場の公式サイトでは満潮と干潮になる予想時間が記載された潮見表が公開されているので、しっかりと活用させてもらいましょう。

水質が海水の競艇場は平和島競艇場、常滑競艇場、鳴門競艇場、丸亀競艇場、児島競艇場、宮島競艇場、徳山競艇場、下関競艇場、若松競艇場、大村競艇場です。

一括で考えるのは危険!汽水競艇場の特徴とは

江戸川競艇場汽水とは淡水と海水が混じった水のことです。そのため海水と淡水、それぞれのメリット・デメリットを持っています。

水質が汽水の競艇場は江戸川競艇場、浜名湖競艇場、蒲郡競艇場、津競艇場、福岡競艇場です。

一口に汽水といっても環境によって塩分濃度が異なるため、全く同じ環境の競艇場は存在しません。
また、海と繋がっている競艇場であれば潮の影響、海に近い競艇場あれば風の影響を受けやすいため、場所によってレースの傾向も大きく異なります。

そのため、汽水の競艇場と一括で考えず競艇場ごとの特徴と傾向を知ることが大事です。
実際に同じ汽水であっても江戸川競艇場や福岡競艇場は河川を利用した競艇場ですが海と近いため、潮の満ち引きの影響を強く受けます。

浜名湖競艇場は風や潮の影響が非常に少ない「静水面」と知られており、走りやすいと選手からの評価が高いです。

競艇場ごとの特徴や傾向に関してはこちらのページから詳細を確認することができます。