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競艇はギャンブルではありますが法律のもと運営されています。
自分のお金を選手に掛けているため時には熱くなることもあると思いますが、感情に任せた行動やモラルに反する行動は控えましょう。
また、競艇に限った話ではありませんが公営ギャンブルにはノミ行為と呼ばれる犯罪行為の影が見え隠れしています。
詳細は後述しますがノミ行為には刑事罰があり「知らなかった」では済まされません。
このページでは競艇を正しく楽しむためのポイントを紹介します。
競艇場でなくともモラルを持って節度のある行動を
競艇場のマナーは以前に比べて向上していますが、それでもゴミ(投票券)のポイ捨てや喫煙ルールの無視、選手への心無い野次、一部のお客さんによる迷惑行為などは残念なことにゼロにはなっていません。
競艇場のマイナスイメージを変えるために運営は清掃員を雇い、場内をキレイに保つようにしています。
もちろん競艇場に行く人からしてもキレイで清潔感がある方が良いですし、また行こうという気持ちになります。
競艇場が汚くなり客足が遠のいてしまうと、その結果売上が下がりサービスの低下などを招き、結局は自分たちの首を締めることになります。
そのため、予想を外してしまって悔しい気持ちもあるとは思いますがゴミはゴミ箱にちゃんと捨てるようにしましょう。
喫煙はルールに従って
喫煙ルールに関しても同様です。
最近は公共機関でも禁煙や分煙が進んでおり、競艇場でも分煙化が進んでいるため愛煙家の方は決められたスペースなど、ルールに従って吸うようにしましょう。
競艇場でよく見る光景ではありますが、心無い野次は選手だけでなく周囲の人間も不快にさせます。
予想を外して「ちくしょー」という気持ちはわかりますが、あくまで舟券購入は自分の意志ですので選手や他の人への八つ当たりは観客同士のトラブルに発展することもあるため控えましょう。
競艇場ではビールやチューハイなどアルコール類も提供されています。
そのため、時間の経過とともにテンションが上がってくることもあると思いますが、あくまで競艇場内ということを忘れてはいけないです。
盛り上がってはダメ!ということではないですが、他のお客さんに迷惑を掛けない程度に留めましょう。
意外とNGが多い?競艇選手へのプレゼントについて
競艇を観戦していると自分の好きな選手が出てくることもあると思います。
競艇は選手とファンの距離が近くプレゼントを渡す、憧れの選手からサインをもらうことは他のスポーツなどに比べハードルが低いと言われています。
ただし、プレゼントの渡し方や内容に関しては競艇選手ならではといったものがあるため注意が必要です。
プレゼントを渡す方法
1つは手渡しです。
プレゼントを渡したい選手が出走する予定の競艇所に行き、お目当ての選手が現われたら声をかけてプレゼントを渡しましょう。
サインを希望する場合はこの時に一緒に言ってみると良いですが、時間の関係などで応じてもらえないケースがあることは理解しておきましょう。
もう1つの方法が郵送です。
場所や時間などの問題から競艇場に行けない方は、プレゼントを渡したい選手が出走予定の競艇場へ宅急便などで送りましょう。
レースの初日に届くように1~2日前に送り、差出人(住所含む)なども明記し選手の名前はフルネームで記載しましょう。
レース前に差出人のない荷物が届くのは選手にとって気持ちの良いものではないでしょうから、その辺りの配慮も忘れないようにしましょう。
プレゼントを送る前に競艇場が実際に選手に渡してくれるかどうかは分からないため、送る前に該当の競艇場には確認を取っておくことをおすすめします。
プレゼントの内容について
プレゼントを渡すタイミングによって変わってきますが、レースの開催期間中は様々な制約が付きますし、選手もレースに備えて体調管理を行っています。
そのため、手作り料理やお菓子、生鮮食品(野菜、果物、魚など)は選手が食べてくれる可能性は低く、そもそも受け取ってもらえない可能性が高いです。
大きく移動の際にかさばってしまうようなプレゼントは選手にとって迷惑となる場合があるので、こちらも避けたほうが良いでしょう。
競艇選手へのプレゼントとして一般的なものが花(花束)です。
花束なら大きなものであっても受け取ってもらえますし、最近では花束の数=選手の人気度とも言われていますので選手も悪い気はしないと思います。
他に喜ばれやすいものは
・スポーツドリンク(未開封のペットボトル)
・ガム
・小分けのお菓子(他の人にも配れるため)
・カイロ(冬のみ)
これらはプレゼントより差し入れといったイメージもあるかと思いますが、ちょっとしたものでも選手に喜ばれるものを渡すほうがモチベーションの向上に繋がると思われます。
また、口に入れるものをプレゼントする時は未開封のものにするのが最低限のマナーです。
罪に問われる可能性も?ノミ行為について
公営ギャンブルにはそれぞれ管理する公式の団体があり、それらの団体がレースを主催しています。
しかし、公式の団体を通さずに自らがギャンブルを主催し参加者から掛け金を預かり、レースの結果に応じた配当金を払う行為をノミ行為と呼びます。
そして、ノミ行為は主催側と買い手側の双方が刑事罰を受ける可能性があります。
では、何故このようなノミ行為が行われているのでしょうか?
それはノミ屋と呼ばれる主催側と買い手側ともにメリットがあるためです。
競艇は売上の25%を運営資金や従業員の給料などの諸経費にまわしているため、オッズは売上の75%をもとに計算されています。
しかし、ノミ屋は100%でオッズ計算をするため公式よりもオッズが高くなるため、買い手側のリターンが高くなります。
外れた分はすべて胴元であるノミ屋がそのまま回収します。
ノミ屋は既存のギャンブルを利用しており、オッズは胴元が儲かる仕組みになっているため少ない元手で大きな利益を上げています。
このようにノミ行為は双方にとってメリットがあるため、なかなか無くならいというわけです。
ノミ行為はその性質上、トラブルが起こりやすいためバックには暴力団がいることが大半です。
また、ノミ行為に参加している以上、何かあった際も警察に相談することも出来ません。
そのため、ノミ行為には一切関わらないことを強く推奨します。