【競艇史を彩る有名選手】競艇界の“絶対王者”松井繁選手を徹底紹介

競艇を語るうえで欠かせないのが、松井繁選手でしょう。
生涯獲得賞金は異例の35億円超え。
まさにレジェンド的存在であり、多くの競艇ファンから愛され続けています。

松井繁選手の基本データ

松井繁選手の来歴

1969年11月、大阪府吹田市で生まれた松井選手。
父親が知人から競艇選手養成所の募集案内を渡されたのをきっかけに、高校卒業後、ボートレーサーとしての道を歩み始めます。

養成所に通っていた頃は同期の中でもひときわ転覆回数が多く、いつ退学になってもおかしくないと考えていたようです。
しかし、その後は順調に成績を伸ばし、1989年3月に選手登録をします。
その2ヶ月後、住之江競艇場でデビューした松井選手は勝ちを重ね、わずか半年でB1に昇格。さらにその1年後にはA級に昇格するという快挙を成し遂げます。
その後も周囲の期待を裏切ることなく、優秀な成績を収めていった松井選手は2008年、生涯獲得賞金25億円を突破。これはボートレースのみならず、公営競技史上初の快挙となりました。
また、2009年10月には悲願の競艇ダービー制覇を成し遂げ、同年12月にはSG10冠を達成。2011年には生涯獲得賞金が30億円を突破するなど、競艇史に残る目まぐるしい活躍を見せました。

特徴

“絶対王者”の異名を持つトップレーサー・松井繁選手。
基本的に枠なり進入を得意とするものの、出走するコースやそのときのレース展開にあわせて瞬時に見極め、臨機応変に攻め方を自在に変えるのが特徴です。

エピソード

トップレーサーとして活躍する一方でメディア出演も多く、ボートレースの普及にも貢献している松井繁選手。容姿がタレントのマイケル富岡さんに似ており、雑誌の取材で本人と対談した経験もあります。
そんな松井選手は車が好きで、愛車にはポルシェやアルファロメオ、ベンツなどがあるようです。
また、靴にもこだわりがあるらしく、特にフランスの老舗メーカー・ベルルッティを愛用とのこと。
自宅には25足のコレクションがあり、「どの靴を履くか」などは毎回徹底的に考えているそうです。

あだ名の理由

競艇ファンからは“絶対王者”という異名で高く評価されている松井繁選手ですが、その一方で番組アシスタントさんからは「しげちぇる」という可愛らしいあだ名が付けられています。
明るく、その場の雰囲気を和ませるムードメーカー的存在の松井選手だからこそ、このようなあだ名が付けられるのでしょう。

松井繁選手の現在

松井選手は2020年現在、50歳を超えています。
しかし、未だに現役を続けており、年齢を感じさせないキレのある走りで観客を魅了しています。
今後も9月3日からの第48回高松宮記念特別競走(G1)をはじめ、数々のG1、SGへの出場が予定されています。

まとめ

50歳を超えてもなお第一線で活躍を続ける競艇界のレジェンド・松井繁選手。
今後はどのような走りを見せてくれるのか、そして自身の持つ「生涯獲得賞金35億円」という記録をさらに伸ばすのか、その活躍から目が離せません！