常滑競艇場ってどんなところ?
常滑競艇場は、愛知県常滑市新開町にあるボートレース場です。正式名称を「BOAT RACEとこなめ」といい、1953年7月20日に初レースが開催されました。
開場当初は伊勢湾と隣接していたものの、埋め立てが進んだことにより現在は海から離れた場所に競走水面が設けられています。
とはいえ伊勢湾に面していることは変わらず、海から向かい風が吹きやすいという特徴があります。
そんな常滑競艇場では、常滑市が“焼き物の町”ということもあり、招き猫をモチーフにした「トコタン」がマスコットキャラクターに採用されています。
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コースと水面について
常滑競艇場の水質は、伊勢湾を利用している海水です。
とはいえ、前検日に水門が締められるため、潮の満ち引きによる影響を受けることはありません。
また海水は柔らかく、浮力が働くことから、体重の重い選手もポテンシャルを発揮しやすいといえます。
そんな常滑競艇場のコースは、全国24競艇場の中でトップクラスの広さを誇ります。
加えて柔らかい水質ということもあり、スピードを生かしたレースが展開されやすいという特徴があります。
また、第1ターンマークがスタンド寄りに置かれていることから一見するとインコースが不利に見えますが、実際はインコースの1着率が全国12位とそこまで悪いわけではありません。
これには、バック側の広さが関係しています。インコースでも思い切った旋回で勝負できることが大きいようです。
レースのポイント
常滑競艇場で行われるレースでは、風の影響を考慮して予想を立てることが重要です。
強い向かい風が吹けば吹くほどスロー勢であるインコースの勝率が下がり、カドの「まくり」が決まりやすくなります。特に秋と冬は向かい風が吹きやすく、インコースよりも4~5コースの勝率が高くなりやすいというデータがあります。
ただし、風が強すぎる日のレースでは安定板を装着することが決められており、この場合はインコースが有利になります。
ちなみに、春は日によって風向きが変わりやすいため、直前情報で風向きや風速をしっかりチェックしておく必要があるでしょう。
常滑競艇場のモーター交換時期
常滑競艇場では、毎年12月にモーターの交換が行われます。
そのため、12~翌2月頃に開催されるレースでは、モーターの勝率や2連対率にそこまでこだわる必要はないでしょう。
一方、交換時期から半年以上経過している6~8月頃であれば十分なデータが集まっているため、モーターの勝率にも目を向けたうえで予想することをおすすめします。
舟券予想のポイント
POINT
- ・伊勢湾からの向かい風が吹きやすく、それによってインコースが不利になりやすい
- ・5m以上の向かい風が吹いている場合はまくりが決まりやすい
- ・春は風向きが日によって変わりやすいため、直前情報をしっかり確認しておく