下関競艇場ってどんなところ?
下関競艇場は、山口県下関市にあるボートレース場です。
下関市の東部・長府地区の工業団地群の一角にあり、本州の公営競技施設としては最西端に位置します。
1983年の夏、日本の公営競技施設としては初となる薄暮競走(最終レースが夕方になるように開始時刻を調整した開催形式)を行ったことで有名です。
当初は、夏季の日没が遅いことを利用して試験的に開催されたものでしたが、これが現在の薄暮競走、ナイターレースの先駆けになったといわれています。
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コースと水面について
下関競艇場の競走水面は瀬戸内海に面しているため、海水を利用しています。
そのため、従来は第1ターンマーク側から入る海水によってうねりが生じていたものの、2017年に対策され、現在は波や潮の影響をほとんど受けない穏やかな静水面として知られています。
また、日没後は大型のLED照明によってコースが照らされるほか、海風が弱まることなどもあり、選手たちの間では乗りやすい水面として定評があります。
そんな下関競艇場のコースは、ピットからスタート位置までの距離が長い点が特徴として挙げられます。
これによりアウトコースの選手が十分な助走距離を確保しやすく、「まくり」が決まりやすい傾向にあります。
また、ピットから第2ターンマークまでの距離も長く設計されており、枠なり進入が難しいレイアウトになっています。
レースのポイント
下関競艇場は、全国24競艇場の中でもインコースの1着率が高い競艇場です。
仮にインコースが不利とされる向かい風の日でも、風速が1~4mであればインコースの1着率は50%以上を記録しています(2020年6月現在)。
ただし、夏場は若干勝率が下がります。というのも、夏場は気温・水温の上昇によってモーターの出力が変わり、立ち上がりが悪くなりやすい傾向にあります。そのため、助走距離の長いセンターやアウトコースに優位な展開になりやすいのです。
また、下関競艇場では展示タイムの早さがそのまま結果に直結するパターンが多く見られます。
直前情報で公開される展示タイムにもきちんと目を通しておきましょう。
下関競艇場のモーター交換時期
下関競艇場では、毎年2月にモーターの交換が行われます。
そのため、交換して間もない2~4月は選手の実力でモーターの勝率が上がっていることも考えられます。
一方、交換時期から半年以上経過している8~10月頃であれば、十分なデータが集まっているため、モーターの成績の信頼度はグンと上がるでしょう。
舟券予想のポイント
POINT
- ・全24競艇場の中でもインコースの強さはトップクラス
- ・夏場は他の季節よりもインコースの勝率が若干低め
- ・直前情報の展示タイムにもしっかり目を通しておく