桐生競艇場ってどんなところ?
桐生競艇場は群馬県みどり市にある競艇場です。1956年11月8日に初レースが開催されました。
国内にある24競艇場の中では最北に位置しており、1997年に日本初となるナイター競走を開催したことでも知られています。
2011年3月に起きた東日本大震災の影響によって一時はレース中止となるものの、同年5月より無事に再開されました。
また、24競艇場の中で最も高い位置(標高124m)にあり、気圧が低いことも特徴として挙げられます。
気圧が低い状況下では、モーターの回転数が上がりにくくなります。そのため、出足が重要なスロー勢にとっては不利な競艇場といわれています。
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コースと水面について
桐生競艇場のコースで注目すべきポイントは、ピットから第2ターンマークまでの距離が165mと長めに設計されている点です。
これは唐津競艇場、下関競艇場に次いで3番目の長さを誇ります。
そのため、ピット離れが良ければ十分に「前付け(より内側のコースを取ろうとする行為)」を狙えます。
インコースが有利とされるボートレースにおいて重要なポイントなので、スタート展示のような直前情報もきちんと確認したうえで予想を組み立てましょう。
そんな桐生競艇場の水面は、比較的穏やかです。
ただし、冬から春にかけては「赤城おろし」と呼ばれる強い追い風が吹く日が多く、それによって水面が荒れやすいという特徴があります。
レースのポイント
冬から春にかけてのレースでは、「赤城おろし」による影響を考慮したうえで予想する必要があります。
基本的に追い風はスロー勢に有利に働きますが、風速によって傾向は若干異なります。
風速1~2m程度であればインコースが有利ですが、3mを超えると2~3コースが有利になります。
その場合は、2~3コースの選手が得意とする決まり手を把握しておきましょう。
たとえば2号艇の選手が「差し」を得意とするのであれば「2-1」という着順が予想できますが、「まくり」を得意とするのであれば、1号艇の選手が舟券に絡まない可能性があります。
また、一流の選手でも荒れる水面を走るのは難しく、走り慣れている地元勢の選手が活躍を見せる展開も少なくありません。
桐生競艇場のモーター交換時期
桐生競艇場では、12月にモーターの交換が行われます。
12~翌2月に開催されるレースでは、モーターの勝率をあまり重要視しないほうがいいでしょう。
モーターの良し悪しによる勝率なのか、選手たち自身の実力による勝率なのかハッキリしないためです。
逆に、十分なサンプルデータが集まっている8月以降であれば、モーターの成績も考慮したうえで予想することをおすすめします。
舟券予想のポイント
- ・「前付け」の可能性を考慮してスタート展示をきちんと確認しておく
- ・直前情報では風向きや風速に注目する
- ・時期によってはモーターの成績を過信しすぎない