2020年7月28日から8月2日にかけてBOAT RACE大村で開催されたボートレース発祥地記念第24回モーターボート誕生祭(G2)。その優勝者が決まりました。
6日間にわたる激戦の末に勝利を手にしたのは、準優でも力強い走りを見せた1番人気の篠崎仁志選手。
2019年8月に開催されたSGメモリアルでは、準優でまさかのF。
さらに2020年6月開催の開設68周年記念では転覆による負傷と、BOAT RACE大村では苦い経験をしてきました。
そんな苦難を乗り越え、一切の不安を感じさせない見事な走りで快勝。7月開催の尼崎モーターボート大賞に続き、G2連覇を果たしました。
レースの展開
平尾崇典選手や上野真之介選手など、強豪選手が揃った優勝戦。
スタート直後からダッシュ勢が鋭く踏み込んでくるものの、篠崎選手は第1ターンマークまでに伸び返して先手を取ります。
その後、後続にまくりや差しを許さない見事なターンを決め、序盤から有利にレースを運んでいきます。
ここから篠崎選手の勢いはさらに増し、第2ターンマークも危なげなく1位で通過します。
そして、そのまま冷静かつ力強い走りで先頭を守り続け、見事に勝利。
BOAT RACE大村での苦い思い出を払拭する、圧巻の走りを見せました。
これによって篠崎選手はG2戦2連覇を果たすと同時に、自身初となる3場所連続優勝も達成しています。
なお、2着は5号艇の柳沢一選手、3着は2号艇の平尾崇典選手となり、払戻金は以下の通りです。
単勝1:110円
2連単1–5:950円
3連単1–5–2:3,240円
「全速でいいスタートが行けました」自身も納得の走りで快勝!
2007年11月、福岡競艇場でデビューした篠崎選手。
2020年5月に開催された第47回笹川賞で初のSG優勝を飾り、さらには下関、尼崎、大村と3連続Vを達成。レース後の優勝インタビューでは「好調だと思います」と語っており、自身でも確かな手ごたえを掴んでいる様子でした。
今回のレース内容についても、
「3、4日目に外周りを調整して上位に近づく足になり、そこからは落ち着いて行けました」
「全速でしっかりいいスタートが行けました」
と語っています。
その一方で「課題もある」と述べており、
「これからも1節1節を全力で頑張りたい」
と意気込みを語っていました。
篠崎仁志選手の今後について
篠崎選手が次に走るのは、2020年8月27日に開催される第66回ボートレースメモリアル(SG)です。
その後も9月3日から開催される第48回高松宮記念特別競走(G1)をはじめ、数々のG1、SG戦への出場が予定されています。
5月にSG覇者の仲間入りを果たし、さらには3Vと快進撃を続ける篠崎選手。今後の走りにも目が離せません。
篠崎選手の今後の出走予定
開催期間 | 開催場 | グレード | レース名 |
---|---|---|---|
8月27日 | 下関 | SG | 第66回ボートレースメモリアル |
9月3日~9月8日 | 住之江 | G1 | 第48回高松宮記念特別競走 |
9月23日~9月28日 | 徳山 | G1 | ダイヤモンドカップ |
10月5日~10月10日 | 平和島 | G1 | 開設66周年記念トーキョー・ベイ・カップ |
10月20日~10月25日 | 大村 | SG | 第67回ボートレースダービー |