一般に追い風が吹くと1~3コースが有利とされています。
その理由は、なぜなのでしょうか。以下その理由やポイントをまとめているので、ぜひチェックしてみてください。
追い風とは?
競艇における追い風とは、第2ターンマーク側から第1ターンマーク側に向かって吹く風のことを指します。つまり、艇がスタート地点に並んだとき、後ろから進行方向に向かって吹く風をいいます。
追い風の有無や強さによってレースの勝敗が決まることもあるので、事前情報でしっかり確認しておきましょう。
追い風がインコースの「加速」を助ける!
これらの呼び方には、第1ターンマークまでの助走距離が関係しています。
たとえばスロー勢の場合、150m以内からスタートを切る艇は助走距離が短い分、最高速度に到達しにくいことからこのように呼ばれています。
追い風は、そんなスロー勢の加速を助ける風です。
上記のように、追い風は艇の後方から吹くため、助走距離の短いスロー勢のスタートをサポートする形になります。
「風速」に注意
基本的に、競艇は1コースの艇が有利です。
そのため、追い風が吹いている状況ではよりいっそう1コースが無類の強さを発揮しそうなものですが、実はそうとも限りません。
同じ追い風でも、風速次第では1コースに不利に働くケースもあります。
風速2~4mは1コースが有利
1コースはいちばん内側を走ることから、もともと第1ターンマークを先頭で回りやすい傾向にあります。
追い風によってスタート時に加速している状態であれば、なおさら有利です。
風速5m以上は2コースが有利
あまりに強い追い風が吹くと1コースのターンが外側に大きく膨らみやすく、その間に2コースの艇が「まくり」を決めやすくなるためです。
かといって、スピードを調節するために1コースがスタートを遅らせる、あるいはスタート地点直前で減速すると、やはりこれも2コースの「まくり」が決まりやすくなります。
まとめ
原則として、追い風はスロー勢(1~3コース)に有利に働きます。
しかし、風速5mを超える場合に限っては2コースのまくりが決まりやすく、必ずしも1コースが勝つとは限りません。
追い風が吹いているかどうかはもちろんのこと、その風速もしっかり確認しておきましょう。