初開催は1966年とSGの中でも歴史あるレースで初開催時は「第1回鳳凰賞競走」の名称で行われていました。
第23回では総理大臣杯と名前を変えましたが、第49回よりボートレースクラシックが通称名称として採用されました。
優勝賞金は3,500万円とSGレースの名に相応しい金額となっています。優勝選手には翌年のボートレースクラシックと同年に行われるボートレースバトルチャンピオントーナメント競走(BBC)の優先出場権が与えられます。
その年、最初のSGということで前年のSGやG1、G2で優勝した選手全員に優先出場権が与えられています。
※スタート事故など選出除外を除く
なるほど、勝率や獲得賞金だとトップレベルの選手ばかりになってしまいがちですが、ボートレースクラシックでは色々な選手が出ている感じでしょうか?
そうですね。そのためSG常連のトップ選手だけでなく中堅どころや期待の新人が出場していることもあり、様々な組み合わせのレースを楽しむことができます。
ボートレースクラシックの出場条件
ボートレースクラシックに出場できる選手は以下のようになります。
・前年のボートレースクラシック優勝選手
・前年のグランプリ優勝戦出場選手
・前年のボートレース甲子園優勝選手
・前年の1月1日~12月31日に行われたSG、PG、G1、G2優勝選手
・前年の1月1日~12月31日に行われたG3以下のレースで優勝回数の多い選手
このようにG2レースの優勝者も参加資格を得ることができますが、基本的にA1級の選手が多くレベルの高い戦いが行われることになると思われます。
ボートレースクラシックの結果まとめ
過去のボートレースクラシックの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第54回 | 戸田 | 吉川 元浩 | 1–3–5 | 610円 | 3,120円 |
第53回 | 浜名湖 | 井口 佳典 | 2–4–6 | 4,910円 | 25,140円 |
第52回 | 児島 | 桐生 順平 | 1–5–2 | 1,360円 | 4,280円 |
第51回 | 平和島 | 坪井 康晴 | 1–4–3 | 680円 | 2,480円 |
第50回 | 尼崎 | 桐生 順平 | 1–3–2 | 690円 | 2,280円 |
第49回 | 尼崎 | 松井 繁 | 1–6–4 | 1,960円 | 7,390円 |
第48回 | 平和島 | 池田 浩二 | 1–2–4 | 440円 | 1,090円 |
第47回 | 戸田 | 馬袋 義則 | 1–2–4 | 1,310円 | 3,610円 |
第46回 | 戸田 | 中止 | |||
第45回 | 平和島 | 山口 剛 | 2–1–4 | 1,260円 | 3,420円 |
過去9回のレース結果を見ると(第46回の中止は計算に含んでいません)
・1号艇の1着率:77.7%
・1号艇の2連対率:88.8%
実力者が集まるSGレースらしく、1号艇が強い結果となっています。
また、1号艇が負けている2戦はともに2号艇が勝っており過去の結果だけ見ると、インコースがかなり強い傾向があるレースと言えそうです。
先生。第46回が中止となっていますが…?SGでは珍しいですよね?
そうですね。ただ…第46回が行われる予定だった平成23年は東日本大震災が起こったタイミングでしたからね…。
ただ、8月には中止になったボートレースクラシック代わりとなる東日本復興支援競走が行われました。
復興支援の一環としてレースが行われたのですね。その時のレース結果はどうだったのでしょう?
優勝は重野哲之選手ですね。1コースからの逃げが決まって見事に優勝を決めました。