グランプリと同じ日程、同じ競艇場で行われるため混同されることもありますが、予選のルールや参加選手などが異なる別のレースとなっております。
グランプリ同様に1986年から始まっており、2019年までで34回開催されていますがすべて同じ競艇場と開催期間で行われています。
優勝賞金は1,600万円とグランプリの1億円と比べると見劣りするかもしれませんが、優勝賞金としてはやはり大きな金額です。
2013年からグランプリシリーズと呼ばれていましたが、それ以前は賞金王シリーズという名称で呼ばれていました。開催競艇場は競艇の聖地やメッカと呼ばれる住之江で開催されることが多いです。
グランプリ:賞金獲得金1~18位
グランプリシリーズ:賞金獲得金上位19~60位
グランプリシリーズの出場条件
その年の1月1日からチャレンジカップ最終日までの賞金獲得金額19位~60位までの選手が対象となります。
前年の優勝選手や他SGの優勝選手であっても優先出場権を得ることは出来ず、純粋にその年に『稼いだ』選手が出場となります。
グランプリシリーズに出場する選手は来年こそはグランプリへ…と高い目標を掲げレースに挑むのではないでしょうか。
グランプリシリーズ優勝までの道のり
グランプリシリーズも他のレース同様に全6日間の日程となっています。
おおまかな流れは以下のようになります。
予選が4日間行われ、その結果をもとに準優勝戦、優勝戦と基本的な流れは変わりませんが、少し異なる部分があります。
1つ目は3日目の予選からグランプリのトライアル1st(グランプリ独自の予選)で敗退した6人の選手が加わるという点です。
2つ目は準優勝戦の結果に応じて最終日に「特別選抜戦」が行われる点です。準優勝戦で2着までに入った選手(計6人)はグランプリシリーズ優勝戦へ、3着以降の選手は特別選抜戦(計12人)へ参加することとなります。
グランプリ出場選手が途中から参加、最終日には優勝戦以外のレースも行われるためグランプリ同様に見応えのあるレースが多く行われます。
グランプリシリーズの結果まとめ
過去のグランプリシリーズの結果をまとめてみました。
開催 | 開催競艇場 | 優勝者 | 着順 | 2連単払戻金 | 3連単払戻金 |
---|---|---|---|---|---|
第34回 | 住之江 | 馬場 貴也 | 3–6–4 | 9,870円 | 55,890円 |
第33回 | 住之江 | 平尾 崇典 | 1–3–4 | 440円 | 1,380円 |
第32回 | 住之江 | 新田 雄史 | 1–2–4 | 390円 | 1,820円 |
第31回 | 住之江 | 今垣 光太郎 | 1–3–6 | 470円 | 2,410円 |
第30回 | 住之江 | 長田 頼宗 | 1–4–6 | 750円 | 3,040円 |
第29回 | 平和島 | 平本 真之 | 4–1–3 | 1,990円 | 12,540円 |
第28回 | 住之江 | 前本 泰和 | 1–4–3 | 700円 | 2,300円 |
第27回 | 住之江 | 篠崎 元志 | 1–4–3 | 720円 | 2,090円 |
第26回 | 住之江 | 勝野 竜司 | 1–3–6 | 860円 | 4,590円 |
第25回 | 住之江 | 山崎 智也 | 4–3–5 | 2,060円 | 12,370円 |
過去10回のレース結果を見ると
1号艇の1着率:70.0%
1号艇の2連対率:80.0%
住之江で行われることが多い、トップ選手が集まるグランプリシリーズということもあり、1号艇が強い傾向にあります。
第29回では万舟券が出ていますが、この時の開催場は平和島でしたのであくまで住之江で行われた際の傾向として参考程度に憶えておくくらいで良いのではないでしょうか。